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Oracle® Solaris ゾーンの作成と使用

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更新: 2018 年 8 月
 
 

ゾーンのバックアップと再作成

このセクションでは、ゾーン内のファイルとゾーン構成ファイルをバックアップする手順、および保存した構成ファイルを使用してゾーンを作成しなおす手順について説明します。


注 -  ゾーンが共有ストレージ上にあるシステムでは、各ゾーンまたは非大域ゾーンを別々にアーカイブして配備します。Oracle Solaris 12 でのシステム復旧とクローン の How to Archive a System That Contains Zones on Shared Storageを参照してください。
使用例 36  統合アーカイブを使用した、ゾーンが含まれているシステムのバックアップ

次の例では、ゾーン my-zone の回復用アーカイブを /net/server/my-zone-archive.uar に作成します。

host1$ pfbash archiveadm create -r -z my-zone /net/server/my-zone-archive.uar
使用例 37  ゾーン構成のコピーの出力

管理者は、sysidtool の質問に答えたあと、最初のログイン時に非大域ゾーン構成のバックアップファイルを作成します。管理者は、あとでこのバックアップを使用してゾーンを作成しなおすように計画します。

global$ pfbash zonecfg -z my-zone export > /net/server/my-zone-configtemplate.txt
使用例 38  非大域ゾーンの再作成

管理者は、これらの手順に従って、使用例 37, ゾーン構成のコピーの出力および 使用例 36, 統合アーカイブを使用した、ゾーンが含まれているシステムのバックアップで作成した各ファイルから my-zone を作成し直します。

  1. 構成ファイルを使用してゾーンを構成します。

    host2$ pfbash zonecfg -z my-zone -f /net/server/my-zone-configtemplate.txt
  2. アーカイブを使用してゾーンをインストールします。

    host2$ zoneadm -z my-zone install -a /net/server/my-zone-archive.uar