Go to main content

Oracle® Solaris ゾーンの作成と使用

印刷ビューの終了

更新: 2018 年 8 月
 
 

インストールされた非大域ゾーンの UUID を取得する方法

ゾーンのインストール時に、汎用一意識別子 (UUID) がゾーンに割り当てられます。インストールされたゾーンの UUID を表示するには、この手順を実行します。

  1. ゾーン管理者になります。

    詳細については、root 以外のユーザーへのゾーンを管理する権利の割り当てを参照してください。

  2. インストールされたゾーンの UUID を表示します。

    次に出力例を示します。UUID は、そのゾーンについて 5 番目に表示されるフィールドです。

    global$ pfexec zoneadm list -cp
    0:global:running:/::solaris:shared:-:none:
    3:zonename:running:/system/volatile/zones/zonename/zonepath:95180a6d-fab2-4363-ee33-81ba6e84a84f:solaris-kz:excl:R:solaris-kz:
    …
使用例 10  特定のゾーンの UUID を取得する

この例では、ゾーン test_zone の UUID を取得し、そのゾーンの UUID のみを表示するように出力を制限します。

$ zoneadm list -cp | grep test_zone | cut -f 5 -d:
95180a6d-fab2-4363-ee33-81ba6e84a84f
使用例 11  コマンド内で UUID を使用する

この例では、ゾーン test_zone の UUID を zoneadm list コマンド内で使用します。–u オプションで UUID を指定します。

global$ zoneadm -z test_zone -u 95180a6d-fab2-4363-ee33-81ba6e84a84f list -v
ID NAME             STATUS      PATH                         BRAND      IP
3  test_zone        running     -                            solaris-kz excl

zoneadm list コマンド内に –u オプションと –z オプションの両方が存在する場合、最初に UUID に基づいてマッチングが行われます。指定した UUID のゾーンが見つかった場合はそのゾーンが使用され、–z オプションは無視されます。指定した UUID のゾーンが見つからなかった場合、システムはゾーン名で検索を実行します。

ゾーンの UUID について

ゾーンをアンインストールすることも、同名のゾーンを内容を変えて再インストールすることもできます。ゾーンの内容を変更せずにゾーンの名前を変更することも可能です。こうした理由から、UUID はゾーン名よりも信頼性が高くなります。

関連項目

詳細は、zoneadm(8) および libuuid(3LIB) を参照してください。

次のステップ