Oracle^® Solaris ゾーンの作成と使用

ゾーン構成の変更を元に戻す方法

この手順例は、リソース設定の変更を、まだその zonecfg ユーティリティーセッションにいる間に、すぐに取り消す方法を示しています。

始める前に

この手順では、すでにゾーン管理者であることと、アクティブな zonecfg ユーティリティーセッションにいることを前提としています。

1. info と入力して構成を表示します。

   zonecfg:zonename> info

   次のような構成の net リソースセグメントが表示されます。

   …
   fs:
           dir: /tmp
           special: swap
           type: tmpfs
   net:
           address: 192.0.2.0
           physical: eri0
   device
           match: /dev/pts/*
   …

2. net リソースアドレスを削除します。

   zonecfg:zonename> remove net address=192.0.2.0

3. net リソースのエントリが削除されたことを確認します。

   zonecfg:zonename> info
   …
   fs:
           dir: /tmp
           special: swap
           type: tmpfs
   device
           match: /dev/pts/*
   …

4. revert と入力し、プロンプトに yes と回答します。

   zonecfg:zonename> revert
   Are you sure you want to revert (y/[n])? y

5. net リソースアドレスがふたたび存在することを確認します。

   zonecfg:zonename> info
   …
   fs:
           dir: /tmp
           special: swap
           type: tmpfs
   net:
           address: 192.0.2.0
           physical: eri0
   device
           match: /dev/pts/*
   …