Oracle^® Solaris ゾーンの作成と使用

システムから非大域ゾーンを削除する方法

システムからゾーンを完全に削除するには、この手順を実行します。ゾーンはどの状態でもかまいません。

1. ゾーン管理者になります。

   詳細については、root 以外のユーザーへのゾーンを管理する権利の割り当てを参照してください。

2. ゾーンの状態を確認します。

   次に出力例を示します。

   global$ zoneadm list -cv
   ID  NAME       STATUS       PATH                           BRAND      IP
    0  global     running      /                              solaris    shared
    -  zonename running      /system/zones/zonename        solaris    excl

   • ゾーンの状態が shutting_down または down の場合は、状態遷移の完了を待ってから、このステップを繰り返します。
   • ゾーンの状態が running の場合は、次のステップに進みます。
   • ゾーンの状態が installed、ready、unavailable、または incomplete の場合は、Step 4 にスキップします。
   • ゾーンの状態が configured またはそれより低い状態の場合は、Step 5 にスキップします。
3. ゾーンをシャットダウンします。

   global$ zoneadm -z zonename shutdown
   zonename

4. ゾーンをアンインストールします。

   このステップは、ゾーンのルートファイルシステムを削除します。

   global$ zoneadm -z zonename uninstall [-F]

   アクションを強制的に実行する必要がある場合は、–F オプションを使用します。–F オプションが使用された場合、コマンドは確認を求めずに処理を続行します。

5. ゾーンの構成を削除します。

   global$ zonecfg -z zonename delete [-F]

   アクションを強制的に実行する必要がある場合は、–F オプションを使用します。–F オプションが使用された場合、コマンドは確認を求めずに処理を続行します。

6. 削除されたゾーンがリストに表示されなくなったことを確認します。

   global$ zoneadm list -cv
   ID  NAME     STATUS       PATH                           BRAND      IP
    0  global   running      /                              solaris    shared