Oracle^® Solaris ゾーンの作成と使用

非大域ゾーンへの DTrace 特権の追加

非大域ゾーンに DTrace 特権を追加すると、非大域ゾーン内での DTrace の実行で説明しているように DTrace 機能を使用できるようになります。

非大域ゾーンに DTrace 特権を追加する方法

1. root 役割になります。

   詳細は、Oracle Solaris 11.4 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

2. 大域ゾーンから、dtrace_proc 特権と dtrace_user 特権を非大域ゾーンに追加します。

   要件に応じて、どちらか一方の特権を追加することも、両方の特権を追加することもできます。

   global# zonecfg -z zonename
   zonecfg:zonename> set limitpriv="default,dtrace_proc,dtrace_user"
   zonecfg:zonenamee> exit

3. ゾーンをブートします。

   global# zoneadm -z zonename boot

4. ゾーンにログインします。

   global# pfexec zlogin zonename

5. DTrace プログラムを実行できることを確認します。

   zonename# dtrace -l