Oracle^® Solaris ゾーンの作成と使用

ゾーン構成のためにゾーンコンソールにログインする方法

システム構成プロファイルが zoneadm clone、attach、または install コマンドに渡されると、この構成プロファイルがシステムを構成するために使用されます。clone、attach、または install 操作時にプロファイルが提供されなかった場合、ゾーンの初回のブートで、コンソールで対話式システム構成 (SCI) ツールが起動します。

システム構成プロファイルによって構成されていないゾーンをブートし、構成するには、この手順を実行します。

1. ゾーン管理者になります。

   詳細については、root 以外のユーザーへのゾーンを管理する権利の割り当てを参照してください。

2. ゾーンにログインします。

   global$ pfexec zlogin -C zonename

3. 別の端末ウィンドウからゾーンをブートします。

   global$ pfbash zoneadm -z zonename boot

   次のような出力が、zlogin 端末ウィンドウに表示されます。

   [NOTICE: Zone booting up]

4. 新たにインストールしたゾーン用の構成パラメータに関する一連の質問に応答します。

   パラメータには、システムのホスト名、タイムゾーン、ユーザーと root アカウント、およびネームサービスが含まれます。SCI ツールは、デフォルトでは /system/volatile/scit_profile.xml に SMF プロファイルファイルを生成します。

5. ブート処理の完了後、ゾーンが running 状態になったことを確認します。

   global$ zoneadm list -cv
   ID  NAME     STATUS       PATH                           BRAND      IP
    0  global   running      /                              solaris    shared
    1  zonename  running      /system/zones/zonename          solaris    excl  

トラブルシューティング

最初の SCI ツール画面が表示されない場合、Enter または Ctrl-L を入力して、SCI ツール画面をリフレッシュします。

次のステップ

ゾーン構成が完了したら、構成のバックアップコピーを作成します。ゾーンを再作成する必要がある場合、バックアップを使用できます。使用例 37, ゾーン構成のコピーの出力に進みます。