solaris ブランドゾーンにインストールされているソフトウェア (solaris(7) のマニュアルページに記載) は、大域ゾーンにインストールされているソフトウェアと互換性がある必要があります。pkg コマンドを使用すると、この互換性が自動的に適用されます。大域ゾーンで pkg update コマンドを実行してソフトウェアを更新すると、ゾーンも更新されて、ゾーンと大域ゾーンの同期が維持されます。非大域ゾーンと大域ゾーンには、異なるソフトウェアをインストールできます。ゾーンで pkg コマンドを使用して、ゾーン内のソフトウェアを管理することもできます。
pkg update コマンド (FMRI の指定なし) を大域ゾーンで実行すると、pkg はシステムの大域ゾーンと非大域ゾーンのすべてのソフトウェアを更新します。
pkg install の試行インストール (予行演習とも呼ばれる) 機能を Oracle Solaris ゾーンで使用できます。試行インストールを実行するには、pkg-install -n コマンド構文を使用します。試行インストール中にシステムから拒否メッセージが生成された場合、問題の可能な解決策について、Oracle Solaris 11.4 でのソフトウェアの追加とシステムの更新 の パッケージをインストールできないを参照してください。
ゾーンパッケージバリアントを使用すると、パッケージ内の各種のコンポーネントが、大域ゾーンまたは非大域ゾーンのいずれかのみにインストールされるように明確にタグ付けされます。指定されるパッケージには、非大域ゾーンにインストールされないようにタグ付けされたファイルを含めることができます。
非大域ゾーンのインストール時に、大域ゾーンの Oracle Solaris パッケージの一部だけが完全にレプリケートされます。たとえば、非大域ゾーン内では、Oracle Solaris カーネルパッケージの多くは必要ありません。すべての非大域ゾーンは、大域ゾーンと同一のカーネルを共有します。
詳細は、Oracle Solaris 11.4 でのソフトウェアの追加とシステムの更新 の 非大域ゾーンの操作およびOracle Solaris 12 システムの自動インストールを参照してください。