ZFS データセットを非大域ゾーンに委任する方法

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ZFS データセットを非大域ゾーンに委任するには、この手順を実行します。

ゾーン管理者になります。
詳細については、root 以外のユーザーへのゾーンを管理する権利の割り当てを参照してください。
大域ゾーンから、新しい ZFS ファイルシステムを作成します。
```
global$ pfbash zfs create pool/file-system
```
(オプション) ファイルシステムの mountpoint プロパティーを設定します。
```
global$ zfs set mountpoint=/path/file-system pool/file-system
```
mountpoint の設定は必須ではありません。mountpoint プロパティーを指定しない場合、データセットはデフォルトでゾーン内の /alias にマウントされます。mountpoint プロパティーと canmount プロパティーをデフォルト以外の値にすると、zfs(8) のマニュアルページで説明されているように、この動作が変更されます。

このファイルシステムの mountpoint プロパティーのソースが、現在 local であることを確認します。

global$ zfs get mountpoint pool/file-system
NAME           PROPERTY    VALUE               SOURCE
pool/file-system  mountpoint  /path/file-system     local

このファイルシステムを委任するか、別名が付いたデータセットを指定します。

ファイルシステムをゾーンに委任するには、次のコマンドを使用します。

$ zonecfg -z zonename
zonecfg:zonename> add dataset
zonecfg:zonename:dataset> set name=pool/file-system
zonecfg:zonename:dataset> end

別名が付いたデータセットを指定するには、次のコマンドを使用します。

$ zonecfg -z zonename
zonecfg:zonename> add dataset
zonecfg:zonename:dataset> set name=pool/file-system
zonecfg:zonename:dataset> set alias=delegated
zonecfg:zonename:dataset> end

ゾーンをリブートして、プール内のすべてのファイルシステムの zoned プロパティーを表示します。
```
global$ zfs get -r zoned pool
NAME              PROPERTY  VALUE   SOURCE
pool              zoned      off     default
pool/file-system     zoned      on      default
```
pool/file-system の zoned プロパティーが on に設定されています。この ZFS ファイルシステムは、非大域ゾーンに委任されてゾーンにマウントされ、ゾーン管理者の制御下にあります。ZFS は、zoned プロパティーを使用して、データセットがある時点で非大域ゾーンに委任されたことを示します。