ゴールデンゾーンを作成したあとで、多数のクローンを作成できます。
既存のゾーンの構成に基づくゴールデンゾーンを作成するには、この手順を実行します。または、zonecfg ユーティリティーを使用してゾーンを構成する方法に記載されている次の手順によって新規ゾーンを作成します。ただし、そのゾーンをブートしないでください。
詳細については、root 以外のユーザーへのゾーンを管理する権利の割り当てを参照してください。
global$ zonecfg -z myzone-golden 'create -t source-zone'
新規ゾーンに複製するゾーン構成を指定します。
次のステップに進む前に、ゾーンが running 状態ではなくなったことを確認します。
global$ zoneadm -z source-zone shutdown global$ zoneadm list -cv ID NAME STATUS PATH BRAND IP 0 global running / solaris shared - source-zone installed /system/zones/source-zone solaris excl
global$ zoneadm -z myzone-golden clone source-zone
複数のゾーンで同一であってはならないコンポーネントに対して、異なるプロパティーとリソースを設定します。共有 IP ゾーンの場合は、各 net リソースの IP アドレスを変更する必要があります。排他的 IP ゾーンの場合は、各 net リソースの physical プロパティーを変更する必要があります。
global$ zonecfg -z myzone-golden
zonecfg:myzone-golden> create -t source-zone
(必要な構成変更をクローンに加えます)
zonecfg:myzone-golden> exit
global$ zoneadm -z source-zone boot
この例では、ソースゾーン z1 をクローニングすることによってゴールデンゾーン z1-golden を作成します。ゾーン z1 は、クローン操作のために一時的にシャットダウンされたあと、ブートされてサービスに戻ります。ゴールデンゾーンはブートされません。
global$ zonecfg -z z1-golden 'create -t z1' global$ zoneadm -z z1 shutdown global$ zoneadm -z z1-golden clone z1 global$ zoneadm -z z1 boot
次のステップ
ゴールデンゾーンに基づく新規ゾーンを作成するには、ゴールデンゾーンをクローンする方法を参照してください。
ゴールデンゾーンのクローンを作成するには、この手順を実行します。ゴールデンゾーンはブートされることがないため、そのクローンを作成する前にゴールデンゾーンを停止する必要はありません。
詳細については、root 以外のユーザーへのゾーンを管理する権利の割り当てを参照してください。
global$ zonecfg -z new-zone 'create -t golden-zone'
新規ゾーンに複製するゾーン構成を指定します。
global$ zoneadm -z new-zone clone golden-zone
この例では、ゴールデンゾーン z1-golden のクローニングによってゾーン z2 を作成します。
global$ zonecfg -z z2 'create -t z1-golden' global$ zoneadm -z z2 clone z1-golden