共有ストレージ構成からゾーンを移動する方法

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共有ストレージを使用するゾーン (ZOSS) を、ローカルファイルシステムを使用する構成に移動するには、この手順を実行します。zoneadm move コマンドは、指定した新しいゾーンパスに対応する新しいターゲット ZFS データセットを作成します。ゾーンが使用しなくなった ZFS ストレージプールをオプションで構成解除するか、削除できます。

ゾーン管理者になります。
詳細については、root 以外のユーザーへのゾーンを管理する権利の割り当てを参照してください。

ゾーンが installed 状態であることを確認します。

global$ pfbash zoneadm list -cv
  ID NAME             STATUS      PATH                      BRAND    IP
   0 global           running     /                         solaris  shared
   - zonename         installed  /system/zones/zonename     solaris  excl

移動するゾーンが running 状態の場合は、ゾーンを停止します。
ゾーンが停止したら、ゾーンが installed 状態になったことを確認します。
```
global$ pfbash zoneadm -z zonename halt
global$ zoneadm list -cv
```
ローカルファイルシステムに移動するためにゾーンを再構成します。
```
global$ zoneadm -z zonename move -x remove-rootzpool [-x extended-option ...]
```
-x {remove-rootzpool | force-zpool-destroy=rpool | force-storage-destroy-all}

共有ストレージからゾーンを移動したあとに、ゾーンの rootzpool リソースを処理するには、拡張オプションを指定します。–x オプションは、操作あたり 1 つの拡張オプションのみを受け付けますが、1 つのコマンドで複数の –x オプションを指定できます。

remove-rootzpool

共有ストレージからゾーンを移動するために必要です。ゾーン構成からの rootzpool リソースの削除を指定します。

force-zpool-destroy=rpool

rootzpool リソースで指定された ZFS ストレージプールをエクスポートしてから破棄することを指定します。

force-storage-destroy-all

rootzpool リソースで指定された ZFS ストレージプール内のストレージオブジェクトを破棄することを指定します。

再構成したゾーンは installed 状態のままになります。