solaris パッケージングリポジトリは、ゾーン環境の管理に使用されます。
pkg コマンドを使用してシステムを新しいバージョンの Oracle Solaris にアップグレードすると、ネイティブゾーン、つまり solaris ゾーンは自動的に更新されます。
イメージパッケージングシステム (IPS) (pkg(7) のマニュアルページに記載) は、パッケージのインストール、アップグレード、削除などのソフトウェアのライフサイクル管理のために提供されるフレームワークです。IPS を使用すると、ソフトウェアパッケージの作成、パッケージリポジトリの作成と管理、および既存のパッケージリポジトリのミラー化を行うことができます。IPS がインストールされているシステムからインターネットにアクセスできる場合、クライアントは solaris パッケージングリポジトリにアクセスしてソフトウェアをインストールできます。
ゾーン管理者は、ここに記載されている制限の範囲内でパッケージングツールを使用して、非大域ゾーンにインストールされたすべてのソフトウェアを管理できます。
パッケージが大域ゾーンにインストールされている場合、非大域ゾーンでは大域ゾーンのシステムリポジトリサービスからパッケージをインストールすることができ、そのパッケージをインストールするためにネットワークを使用する必要はありません。そのパッケージが大域ゾーンにインストールされていない場合、ゾーンはゾーンプロキシサービスを使用してパブリッシャーにアクセスし、大域ゾーンを使用して、ネットワーク経由でパッケージをインストールする必要があります。
大域管理者または適切な権利を持つゾーン管理者は、システムのすべてのゾーン内のソフトウェアを管理できます。
非大域ゾーンのルート (/) ファイルシステムは、Oracle Solaris パッケージングツールを使用することで、大域ゾーンから管理できます。Oracle Solaris パッケージングツールは、共通パッケージ (バンドル) 製品、スタンドアロン (別パッケージ) 製品、およびサードパーティー製品を管理するために、非大域ゾーン内でサポートされます。
パッケージツールは、ゾーン対応の環境で動作します。このツールを使用すると、パッケージを非大域ゾーンにもインストールできます。