Oracle ZFS Storage Appliance の概要
Oracle ZFS Storage Appliance の構成
Oracle ZFS Storage Appliance の管理
「シェア」>「シェア」>「プロトコル」BUI ページについて
BUI を使用したプロジェクトレベルのスナップショットの作成
BUI を使用したシェア/LUN レベルのスナップショットの作成
プロジェクトのレプリケーションアクションとパッケージについて
BUI を使用したレプリケーションターゲットの作成および編集
CLI を使用したレプリケーションターゲットの作成および編集
BUI を使用したレプリケーションアクションの作成および編集
CLI を使用したレプリケーションアクションの作成および編集
障害回復のための BUI を使用したレプリケーションの逆向き処理
BUI を使用した本番システムからのレプリケーション再開のためのレプリケーションの逆向き処理
BUI を使用したレプリケーションでの静的ルートの強制的な使用
CLI を使用した受信レプリケーションプロジェクトのクローニング
CLI では、すべての NFS シェアモードと例外を、「sharenfs」プロパティーの 1 つのオプション文字列で指定します。この文字列は、上記の表の値をコンマで区切ったリストです。BUI に関して説明したグローバルなシェアモードに相当する、「ro」、「rw」、または「off」のいずれかで始める必要があります。次に例を示します。
set sharenfs=ro
これは、すべてのクライアントのシェアモードを読み取り専用に設定します。すべてのクライアントで、root ユーザーは一般的な「nobody」ユーザーとしてシェアのファイルにアクセスします。
「nosuid」オプションまたは「anon」オプション、あるいはその両方を追加することもできます。CLI では、プロパティー値に「=」文字が含まれている場合、引用符で囲む必要があることを忘れないでください。したがって、不明なユーザーをすべて uid 153762 にマッピングするように定義するには、次のように指定します。
set sharenfs="ro,anon=153762"
追加の例外は、「option=collection」という形式のテキストを追加することで指定できます。ここで、「option」は、クライアントの集まり (collection) に付与するアクセス権のタイプを定義する、「ro」、「rw」、「root」のいずれかです。collection の指定には、上記の表の接頭辞文字と、DNS ホスト名/ドメイン名または CIDR ネットワーク番号を使用します。たとえば、sf.example.com ドメイン内のすべてのホストに読み取り/書き込みアクセス権を付与し、192.168.44.0/24 ネットワーク内のホストに root アクセス権を付与するには、次のようなコマンドを使用します。
set sharenfs="ro,anon=153762,rw=.sf.example.com,root=@192.168.44.0/24"
ネットグループ名は、個別の完全修飾ホスト名を使用できる場所であればどこでも使用できます。たとえば、「engineering」ネットグループに読み取り/書き込みアクセス権を付与するには、次のように指定します。
set sharenfs="ro,rw=engineering"
セキュリティーモードは、「option=mode」という形式のテキストを追加することで指定できます。ここで、「option」は「sec」、「mode」は「sys」、「krb5」、「krb5:krb5i」、「krb5:krb5i:krb5p」のいずれかです。
set sharenfs="sec=krb5"