Oracle ZFS Storage Appliance の概要
Oracle ZFS Storage Appliance の構成
Oracle ZFS Storage Appliance の管理
「シェア」>「シェア」>「プロトコル」BUI ページについて
BUI を使用したプロジェクトレベルのスナップショットの作成
BUI を使用したシェア/LUN レベルのスナップショットの作成
プロジェクトのレプリケーションアクションとパッケージについて
BUI を使用したレプリケーションターゲットの作成および編集
CLI を使用したレプリケーションターゲットの作成および編集
BUI を使用したレプリケーションアクションの作成および編集
CLI を使用したレプリケーションアクションの作成および編集
障害回復のための BUI を使用したレプリケーションの逆向き処理
BUI を使用した本番システムからのレプリケーション再開のためのレプリケーションの逆向き処理
BUI を使用したレプリケーションでの静的ルートの強制的な使用
CLI を使用した受信レプリケーションプロジェクトのクローニング
ライセンスについて: リモートレプリケーションとクローニングは無償で評価することが許可されていますが、本稼働環境で使用するには、各機能のライセンスを個別に購入する必要があります。評価期間を過ぎたら、これらの機能のライセンスを購入するか、機能を非アクティブ化する必要があります。オラクル社は、ライセンスが遵守されているかどうかをいつでも監査する権利を保持しています。詳細は、「オラクル社のソフトウェアライセンス契約書 (「SLA」) およびハードウェアシステムと組み込みのソフトウェアオプションの権利書」を参照してください。
Oracle ZFS Storage Appliance では、ソースアプライアンスから任意の数のターゲットアプライアンスに、手動で、スケジュールに従って、あるいは連続して、プロジェクトとシェアをスナップショットベースでレプリケートできます。レプリケーションにはデータとメタデータの両方が含まれます。リモートレプリケーション (または単に「レプリケーション」) は、次のユースケースに最適な汎用機能です。
障害回復 - レプリケーションを使用すると、障害回復のためにアプライアンスをミラー化できます。プライマリアプライアンス (またはデータセンター全体) のサービスに影響を与える障害イベント時に、管理者は障害時復元サイトでサービスをアクティブ化し、最新のレプリケートされたデータを使用して引き継ぎます。プライマリサイトが復元されたら、障害回復サイトでのサービス提供中に変更されたデータを、復元されたプライマリサイトと通常のサービスに移行できます。そのようなシナリオは、災害が発生する前に完全にテストできます。
データの分散 - レプリケーションを使用してデータ (仮想マシンのイメージやメディアなど) を世界中のリモートシステムに分散させることができます。ターゲットアプライアンスのクライアントがソースアプライアンスに通常は直接到達できない場合や、そのようなセットアップでは非常に長い待機時間が発生する場合などに利用します。たとえば、このスキームをローカルキャッシュに使用して、読み取り専用データ (ドキュメントなど) の待機時間を改善できます。
ディスクからディスクへのバックアップ - テープバックアップを実行できない環境のバックアップ解決方法としてレプリケーションを使用できます。たとえば、使用可能な帯域幅が不十分な場合や、回復の待機時間が長くなりすぎる場合には、テープバックアップを実行できないことがあります。
データの移行 - ハードウェアのアップグレードやストレージの負荷調整を行うときに、アプライアンス間でレプリケーションを使用してデータと構成を移行できます。この目的には、シャドウ移行も使用できます。
レプリケーションを構成するには、次のセクションを参照してください。