Oracle ZFS Storage Appliance の概要
Oracle ZFS Storage Appliance の構成
Oracle ZFS Storage Appliance の管理
「シェア」>「シェア」>「プロトコル」BUI ページについて
BUI を使用したプロジェクトレベルのスナップショットの作成
BUI を使用したシェア/LUN レベルのスナップショットの作成
プロジェクトのレプリケーションアクションとパッケージについて
BUI を使用したレプリケーションターゲットの作成および編集
CLI を使用したレプリケーションターゲットの作成および編集
BUI を使用したレプリケーションアクションの作成および編集
CLI を使用したレプリケーションアクションの作成および編集
障害回復のための BUI を使用したレプリケーションの逆向き処理
BUI を使用した本番システムからのレプリケーション再開のためのレプリケーションの逆向き処理
BUI を使用したレプリケーションでの静的ルートの強制的な使用
CLI を使用した受信レプリケーションプロジェクトのクローニング
通常、ファイル名に使用する文字セットエンコードは指定されません。NFSv3 プロトコルと NFSv2 プロトコルは文字セットを指定しません。NFSv4 では UTF-8 を使用することになっていますが、すべてのクライアントが従うわけではなく、この制限がサーバーによって強制されることもありません。シェアの「UTF-8 のみ」オプションが無効になっている場合、これらのファイル名は、エンコードが認識されることなく、文字どおりにファイルシステムに書き込まれます。したがって、同じエンコードを使用しているクライアントのみがこれらを解釈できます。ただし、SMB では、ファイル名をサーバー側で解釈できるように、ファイル名を UTF-8 で保存することが要求されます。これにより、任意のクライアントエンコードをサポートすることはできなくなりますが、SMB でのアクセスは引き続き可能です。
そのような構成をサポートするには、文字セットエンコードをシェア全体またはクライアント単位で設定します。サポートされている文字セットエンコードは次のとおりです。
cp932
euc-cn
euc-jp
euc-jpms
euc-kr
euc-tw
iso8859-1
iso8859-2
iso8859-5
iso8859-6
iso8859-7
iso8859-8
iso8859-9
iso8859-13
iso8859-15
koi8-r
shift_jis
デフォルトの動作では、文字セットエンコードは指定されません (パススルー)。BUI では、標準の例外リストメカニズムによって文字セットを選択できます。CLI では、各文字セット自体がオプションになり、そこに 1 つ以上のホストを指定します。「*」は、シェア全体の設定であることを示します。たとえば、次を確認してください。
set sharenfs="rw,euc-kr=*"
これは、「euc-kr」をデフォルトのエンコードとしてファイルシステムをシェアします。次を確認してください。
set sharenfs="rw,euc-kr=host1.domain.com,euc-jp=host2.domain.com"
これは、host1 には「euc-kr」、host2 には「euc-jp」を使用し、ほかのすべてのクライアントにはデフォルトのエンコードを使用します。ホストのリストの形式は、ほかの CLI NFS オプションの形式に従います。
一部の NFS クライアントでは、代替ロケールが正しくサポートされません。詳細は、使用している NFS クライアントのドキュメントを参照してください。