Oracle ZFS Storage Appliance の概要
Oracle ZFS Storage Appliance の構成
Oracle ZFS Storage Appliance の管理
「シェア」>「シェア」>「プロトコル」BUI ページについて
BUI を使用したプロジェクトレベルのスナップショットの作成
BUI を使用したシェア/LUN レベルのスナップショットの作成
プロジェクトのレプリケーションアクションとパッケージについて
BUI を使用したレプリケーションターゲットの作成および編集
CLI を使用したレプリケーションターゲットの作成および編集
BUI を使用したレプリケーションアクションの作成および編集
CLI を使用したレプリケーションアクションの作成および編集
障害回復のための BUI を使用したレプリケーションの逆向き処理
BUI を使用した本番システムからのレプリケーション再開のためのレプリケーションの逆向き処理
BUI を使用したレプリケーションでの静的ルートの強制的な使用
CLI を使用した受信レプリケーションプロジェクトのクローニング
詳細に進む前に、アプライアンスでの領域使用状況について説明する際に使われるいくつかの基本用語を理解することが重要です。
物理データ - ディスク上に物理的に格納されるデータのサイズです。通常、対応するデータの論理サイズに等しくなりますが、圧縮またはほかの要因によってサイズが異なる場合があります。これには、アクティブなシェアやすべてのスナップショットの領域が含まれます。通常、領域の計算は物理領域に基づいて強制的に適用され、管理されます。
論理データ - ファイルシステムによって論理的に消費される領域の量です。圧縮は考慮されず、ファイルシステムによって消費される領域の量の理論的な上限として表示できます。異なる圧縮アルゴリズムを使用してファイルシステムを別のアプライアンスにコピーすると、消費量がこの量よりも少なくなります。この統計は明示的にエクスポートされず、通常は、消費される物理領域の量を測定し、現在の圧縮率を掛け合わせる方法でのみ算出できます。
参照データ - スナップショットとは関係なく、アクティブなシェアによって参照されている領域の合計量を表します。これは、すべてのスナップショットが破棄された場合にシェアによって消費される領域の量です。また、ユーザーがデータプロトコルを介して直接管理できるデータの量でもあります。
スナップショットデータ - シェアのすべてのスナップショットによって現在保持されているデータの合計量を表します。これは、すべてのスナップショットが破棄された場合に解放される領域の量です。
割り当て制限 - 割り当て制限は、特定のエンティティーで消費できる領域の量に対する制限を表します。ファイルシステム、プロジェクト、ユーザー、またはグループに基づいて設定でき、現在の領域使用状況には依存しません。
予約 - 予約は、特定のプロジェクトまたはファイルシステム用の領域の確保を表しています。ファイルシステムによって消費される実際の領域を増やさずに、プールの残りから使用可能領域を確保します。この設定は、ユーザーやグループには適用できません。従来のような、静的なファイルシステムのサイズ変更は、割り当て制限と予約を同じ値に設定することで実現できます。