Oracle ZFS Storage Appliance の概要
Oracle ZFS Storage Appliance の構成
Oracle ZFS Storage Appliance の管理
「シェア」>「シェア」>「プロトコル」BUI ページについて
BUI を使用したプロジェクトレベルのスナップショットの作成
BUI を使用したシェア/LUN レベルのスナップショットの作成
プロジェクトのレプリケーションアクションとパッケージについて
BUI を使用したレプリケーションターゲットの作成および編集
CLI を使用したレプリケーションターゲットの作成および編集
BUI を使用したレプリケーションアクションの作成および編集
CLI を使用したレプリケーションアクションの作成および編集
障害回復のための BUI を使用したレプリケーションの逆向き処理
BUI を使用した本番システムからのレプリケーション再開のためのレプリケーションの逆向き処理
BUI を使用したレプリケーションでの静的ルートの強制的な使用
CLI を使用した受信レプリケーションプロジェクトのクローニング
シェアビューの左側には、特定のシェアの編集中に静的 (作成時の) プロパティーも表示されます。これらのプロパティーは作成時に設定されるもので、設定後は変更できません。次の静的プロパティーが表示されます。
「圧縮率」- 圧縮が有効になっている場合、ここには、現在シェアに適用されている圧縮率が表示されます。圧縮率は乗数で表されます。たとえば、2x という圧縮は、圧縮されていない内容の半分の領域をデータが消費していることを意味します。圧縮と使用可能なアルゴリズムの詳細は、「シェア」>「シェア」>「一般」BUI ページの操作を参照してください。
「大文字小文字の区別」- ディレクトリ検索で大文字と小文字を区別するかどうかを制御します。次のオプションがサポートされています。
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「非 UTF-8 を拒否」- この設定は、すべてのファイルおよびディレクトリに対して UTF-8 エンコードを強制します。これを設定した場合、無効な UTF-8 エンコードを使用してファイルまたはディレクトリを作成しようとしても失敗します。この設定は、エンコードが標準によって定義されていない NFSv3 にのみ影響します。NFSv4 では常に UTF-8 が使用され、SMB では適切なエンコードがネゴシエーションされます。通常はこの設定を「オン」にしてください。そうしない場合、(特に大文字と小文字を区別して比較を行うためにエンコードを認識する必要がある) SMB が、無効な UTF-8 エンコードで作成されるファイル名をデコードできません。この設定は、クライアントが別のエンコードを使用するように構成された既存の NFSv3 を配備する場合にのみ「オフ」にしてください。このプロパティーが「オフ」に設定されているときに SMB または NFSv4 を有効にすると、NFSv3 クライアントが無効な UTF-8 エンコードのファイルまたはディレクトリを作成した場合に結果は不定になる可能性があります。正規化プロパティーが「なし」以外の値に設定されている場合は、このプロパティーを「オン」に設定する必要があります。
「正規化」- この設定は、ファイルシステムやディレクトリ対して実行される Unicode 正規化がある場合に、それを制御します。Unicode は、同じ論理名を異なるエンコードで表す機能をサポートしています。正規化を使わないと、格納されているディスク上の名前が異なってしまい、いずれかの代替形式を使った検索がファイルの作成方法やアクセス方法によっては失敗します。このプロパティーが「なし」(デフォルト) 以外の値に設定されている場合は、「非 UTF-8 を拒否」プロパティーも「オン」に設定する必要があります。正規化の動作、および各種形式の動作の詳細は、Wikipedia の Unicode 正規化に関する項目を参照してください。
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「ボリュームブロックサイズ」- LUN のネイティブブロックサイズです。512 バイトから 1M までの 2 の累乗を指定でき、デフォルトは 8K です。
「起点」- これがクローンの場合は、クローンの作成元のスナップショットの名前になります。
「データ移行ソース」- これを設定した場合、このファイルシステムはローカルで、または NFS を介して既存のファイルシステムのシャドウをアクティブに作成します。データ移行の詳細は、シャドウ移行の操作を参照してください。