Oracle ZFS Storage Appliance の概要
Oracle ZFS Storage Appliance の構成
Oracle ZFS Storage Appliance の管理
「シェア」>「シェア」>「プロトコル」BUI ページについて
BUI を使用したプロジェクトレベルのスナップショットの作成
BUI を使用したシェア/LUN レベルのスナップショットの作成
プロジェクトのレプリケーションアクションとパッケージについて
BUI を使用したレプリケーションターゲットの作成および編集
CLI を使用したレプリケーションターゲットの作成および編集
BUI を使用したレプリケーションアクションの作成および編集
CLI を使用したレプリケーションアクションの作成および編集
障害回復のための BUI を使用したレプリケーションの逆向き処理
BUI を使用した本番システムからのレプリケーション再開のためのレプリケーションの逆向き処理
BUI を使用したレプリケーションでの静的ルートの強制的な使用
CLI を使用した受信レプリケーションプロジェクトのクローニング
ファイルとディレクトリに対する詳細なアクセス権は、アクセス制御リストによって管理されます。ACL は、特定のユーザーまたはグループにどのようなアクセス権を付与するかを記述します。アプライアンスでは NFSv4 形式の ACL がサポートされており、SMB でのアクセスも可能です。POSIX ドラフト ACL (NFSv3 で使用される) はサポートされていません。簡単な ACL であれば NFSv3 で表現できる場合もありますが、ACL に複雑な変更を加えると、NFSv3 でアクセスしたときの動作が不定になることがあります。
「ルートディレクトリアクセス」と同様に、このプロパティーはファイルシステムのルートディレクトリだけに影響を与えます。ACL は帯域内プロトコル管理によって制御できますが、BUI にはファイルシステムのルートディレクトリだけに ACL を設定する方法が用意されています。ルートディレクトリの ACL を CLI から設定する方法はありません。BUI がオプションではない場合は、帯域内管理ツールを使用できます。この ACL を変更しても、ファイルシステム内の既存のファイルとディレクトリに影響はありません。新しく作成されるファイルとディレクトリにこれらの設定が継承されるかどうかは、ACL の継承動作によって異なります。ただし、SMB を使用して簡単な ACL の設定されたディレクトリにファイルを作成すると、すべての ACL エントリが継承されます。
ACL は任意の数の ACE (アクセス制御エントリ) から成ります。各 ACE は、タイプ/ターゲット、モード、一連のアクセス権、および継承フラグを記述します。ACE は ACL の先頭から順に適用され、特定のアクションを許可するかどうかを決定します。データプロトコルを介した帯域内構成 ACL については、該当するクライアントのドキュメントを参照してください。ACL を管理するための BUI インタフェースとルートディレクトリに対する影響については、ここで説明します。
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シェアの作成時に「Windows のデフォルトのアクセス権を使用」オプションを使用した場合は、次の 3 つのエントリを含む ACL がシェアのルートディレクトリに対して作成されます。
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