マニュアルページセク ション 1M: システム管理コマンド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

captoinfo(1M)

名前

captoinfo - termcap 記述の terminfo 記述への変換

形式

captoinfo [-1] [-v]... [-V] [-w width] filename...

説明

captoinfo は、filenametermcap 記述を検索します。それが見つかるごとに、同等の terminfo 記述が、見つかったコメントとともに標準出力に書き出されます。別の記述に関連しているものとして表される記述 (termcap tc = field で指定される) は、最小限のスーパーセットに減らされてから表示されます。

filename が指定されていない場合は、環境変数 TERMCAP がファイル名またはエントリとして使用されます。TERMCAP がファイルのフルパス名である場合は、環境変数 TERM に名前が指定されている端末のみがそのファイルから抽出されます。環境変数 TERMCAP が設定されていない場合は、ファイル /usr/share/lib/termcap が読み取られます。

オプション

−1

1 行に 1 つずつフィールドを表示します。それ以外の場合は、1 行に数個ずつ (最大幅は 60 文字) フィールドが出力されます。

–v

プログラムが実行されたときにトレース情報を標準エラーに表示します。追加の –v オプションを指定すると、より詳細な情報が表示されます。

–V

使用中のプログラムのバージョンを標準エラーに出力してから、終了します。

–w width

出力を width 文字に変更します。

ファイル

/usr/share/lib/terminfo/?/*

コンパイルされた端末記述データべース

/usr/share/lib/termcap

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os

関連項目

infocmp(1M), curses(3CURSES), terminfo(4), attributes(5)

将来のリリースで termcap データベースが提供されなくなる可能性があるため、captoinfo を使用して termcap エントリを terminfo エントリに変換するようにしてください。