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更新: 2014 年 7 月
 
 

ntfscluster(1M)

名前

ntfscluster - NTFS ボリュームの指定領域におけるファイルの識別

形式

ntfscluster [options] device

説明

ntfscluster ユーティリティーには、次に説明する infosector、および cluster の 3 つのモードがあります。

info

デフォルトモードである info は、現在実装されていません。このモードが有効になっている場合、NTFS ボリュームに関する一般情報が表示されます。

sector

sector モードでは、指定した範囲のセクターにデータが存在するファイルのリストが表示されます。このモードは、––sector オプションで有効になります。

cluster

cluster モードでは、指定した範囲のクラスタにデータが存在するファイルのリストが表示されます。クラスタサイズが 1 セクターである場合は、sector 操作モードと同等です。このモードは、––cluster オプションで有効になります。

オプション

サポートされているオプションを次に示します。ほとんどのオプションには、単一文字と完全名の両方の形式があります。引数を取らない単一文字オプションは複数を組み合わせることができます。たとえば、–fv–f –v と同等です。完全名のオプションは、その名前の一意の接頭辞に短縮できます。

–c–-cluster range

この範囲のクラスタにデータが存在するすべてのファイルが表示されます。

–F–-filename filename

filename に関する情報を表示します。

–f, –-force

マウントされたボリュームを扱わないなど、一部の妥当なデフォルト値を無効にします。このオプションは慎重に使用してください。

–h–-help

それぞれの簡単な説明が付いたオプションのリストを表示します。

–I–-inode num

この i ノードに関する情報を表示します。

–i–-info

このオプションはまだ実装されていません。

–q–-quiet

一部のデバッグ、警告、およびエラーメッセージを抑制します。

–s–-sector range

この範囲のセクターにデータが存在するすべてのファイルが表示されます。

–V–-version

バージョン番号、著作権、およびライセンス情報を表示します。

–v–-verbose

追加のデバッグ、警告、およびエラーメッセージを表示します。

使用例 1 ボリュームに関する情報を表示する

次のコマンドは、ボリューム /dev/dsk/c0d0p1 に関する情報を表示します。

# ntfscluster /dev/dsk/c0d0p1
使用例 2 クラスタ範囲に存在するファイルのリストを表示する

次のコマンドは、/dev/dsk/c0d0p1 の最初の 500 のクラスタに存在するファイルを検索します。

# ntfscluster -c 0-500 /dev/dsk/c0d0p1

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/file-system/ntfsprogs
インタフェースの安定性
不確実

関連項目

ntfsinfo(1M), ntfsprogs(1M), parted(1M), attributes(5)

著者

著者

ntfscluster は、Anton Altaparmakov の協力の下、Richard Russon が作成しました。