dscfg
dscfg -L
dscfg -h
dscfg [-C group]
dscfg [-C group] -i [-p parser_config_file]
dscfg [-C group] -a config_file
dscfg [-C group] [-l]
dscfg [-C group] [-l] -s config_location
dscfg -D dgname
dscfg コマンドは、構成データベースを初期化、一覧表示、フォーマット、および復元する機能を提供することによって Availability Suite 構成を制御します。
オプションが指定されていない場合、dscfg は現在のローカル構成の場所を表示します。dscfg コマンドは、次のオプションをサポートします。
構成データベースへのアクセスを制御するロックのステータスを表示します。構成データベースがロックされている場合は、ロックのタイプ (読み取りまたは書き込み) が、そのロックを保持するプロセスのプロセス ID とともに表示されます。
dscfg コマンドの使用法に関するメッセージを表示します。
構成データベースを初期化します。以前または現在の構成情報が削除されるため、このオプションでは、続行する前に削除を確認するプロンプトが表示されます。
–i オプションとともに使用された場合、dscfg はパーサー構成ファイルを永続構成に読み込み、構成データベースを再フォーマットします。
指定された config_file を構成に復元します。このオプションでは、ファイルのエラーチェックは行われません。このオプションを使用すると、構成ファイルが無効になります。
現在の構成データベースの内容を –a オプションに適した形式で一覧表示します。–s オプションと組み合わせて使用された場合は、–s オプションに渡された場所に格納されている内容を表示しますが、構成の場所は設定しません。
次のオプションは、Sun Cluster で構成されたシステムでのみ有効です。group には、Sun Cluster デバイスグループ、またはローカルデバイスを示す '-' のどちらかを指定できます。
クラスタ構成データベースの場所を表示します。
指定されたグループにのみ関連付けられた構成データベースエントリを初期化します。以前または現在の構成情報が削除されるため、このオプションでは、続行する前に削除を確認するプロンプトが表示されます。
–i オプションとともに使用された場合、dscfg はパーサー構成ファイルを永続的な構成に読み込み、指定されたグループにのみ関連付けられた構成データベースエントリを再フォーマットします。
指定された config_file を、指定されたグループにのみ関連付けられた構成データベースエントリに復元します。このオプションでは、ファイルのエラーチェックは行われません。このオプションを使用すると、構成ファイルが無効になります。
指定されたリソースグループに関連付けられた現在の構成データベースの内容を一覧表示します。
Sun Cluster 構成データベースが存在する場所を指定します。この場所は、DID デバイスである必要があります。
指定された device_group が Sun Cluster によって認識されているかどうか、およびこのノード上で使用可能かどうかを確認します。デバイスグループのステータスを示す情報を表示します。戻り値は次のとおりです。
(echo $? を使用して戻り値を取得します)
デバイスグループは Sun Cluster 内にあり、このノード上でアクティブです。
デバイスグループは Sun Cluster 内にありますが、別のノード上でアクティブです。
デバイスグループは Sun Cluster 内にありません。
dscfg コマンドは通常、パッケージインストールスクリプトなどのほかのスクリプトや、dscfgadm(1M) から実行されます。これは一般的な用途向けではありません。dscfgadm に含まれていない dscfg の使用については、『Availability Suite Troubleshooting Guide』を参照してください。
パーサー構成ファイル
クラスタタグを持たないすべてのエントリ用の構成の場所
Sun Cluster 構成データベースの場所を指定する参照ファイル
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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dscfgadm(1M), iiadm(1M), scmadm(1M), sndradm(1M), svadm(1M), ds.log(4), attributes(5)