マニュアルページセク ション 1M: システム管理コマンド

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 7 月
 
 

ktkt_warnd(1M)

名前

ktkt_warnd - Kerberos 警告デーモン

形式

/usr/lib/krb5/ktkt_warnd 

説明

ktkt_warnd は、ユーザーの Kerberos チケットの期限が近づいたときにユーザーに警告したり、期限切れになる前にチケットを更新したりできる、Kerberos クライアントのデーモンです。kinit コマンドの使用後など、チケット認可チケット (TGT) が最初に取得されたときに inetd によって呼び出されます。ktkt_warnd は、クライアント上のユーザーおよびシステムごとの構成ファイルを介して構成できます。構成ファイルでは、端末、メール、または syslog によってチケットの有効期限の通知を指定するか、TGT を更新することを指定できます。

ファイル

/etc/krb5/warn.conf

Kerberos 警告構成ファイル

/var/user/$USER/krb-warn.conf

ユーザーごとの Kerberos 警告構成ファイル

ユーザーの構成ファイルが存在しない場合は、/etc/krb5/warn.conf が使用されます。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
インタフェースの安定性
確実

関連項目

svcs(1), inetadm(1M), inetd(1M), svcadm(1M), warn.conf(4), attributes(5), kerberos(5), smf(5)

Oracle Solaris 11.2 での Kerberos およびその他の認証サービスの管理

ktkt_warnd サービスは、サービス管理機能 smf(5) によって、次のサービス識別子として管理されます。

svc:/network/security/ktkt_warn:default

ktkt_warnd はデフォルトでオフですが、管理者によってオンにできます。有効化、無効化、または再起動要求など、このサービスに関する管理操作は、svcadm(1M) を使用して実行できます。このサービスを開始または再開始する責任は inetd(1M) に委託されています。このサービスの構成を変更したり、構成情報を表示したりするには、inetadm(1M) を使用します。サービスのステータスを照会するには、svcs(1) コマンドを使用します。