マニュアルページセク ション 1M: システム管理コマンド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

dsbitmap(1M)

名前

dsbitmap - Availability Suite ビットマップボリュームのサイズ計算

形式

dsbitmap -h
dsbitmap -p data_volume [bitmap_volume]
dsbitmap -r data_volume [bitmap_volume]

説明

dsbitmap コマンドは、指定されたデータボリュームで使用するために必要な Availability Suite ビットマップボリュームのサイズを計算します。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–h

dsbitmap コマンドの使用法に関するメッセージを出力します。

–p data_volume [bitmap_volume]

指定された data_volume について、dsbitmap は、関連付けられている Availability Suite ポイントインタイムのビットマップボリュームにとって必要なサイズを計算して表示します。可能性のあるすべての Availability Suite ポイントインタイムセット構成のビットマップボリュームサイズが表示されます。これらの構成には、独立シャドウ、フルサイズ依存シャドウ、および小型依存シャドウが含まれます。オプションの bitmap_volume 引数が指定された場合、dsbitmap は、このボリュームが data_volume のビットマップボリュームとして使用するための十分な大きさがあるかどうかを判定します。

–r data_volume [bitmap_volume]

指定された data_volume について、dsbitmap は、関連付けられている Availability Suite リモートミラーのビットマップボリュームにとって必要なサイズを計算して表示します。可能性のあるすべての Availability Suite リモートミラーセット構成のビットマップボリュームサイズが表示されます。これらの構成には、同期複製のほか、メモリーキュー、ディスクキュー、および 32 ビットの refcount を備えた非同期複製が含まれます。オプションの bitmap_volume 引数が指定された場合、dsbitmap は、このボリュームが data_volume のビットマップボリュームとして使用するための十分な大きさがあるかどうかを判定します。

使用法

dsbitmap は通常、必要なビットマップボリュームサイズを判定したあと、作成されたビットマップボリュームが適切かどうかを確認するために、Sun StorageTek Availability Suite ソフトウェアの初期の構成段階でシステム管理者によって使用されます。

終了ステータス

次の終了ステータスが返されます。

0

正常終了。ビットマップボリュームの名前が指定された場合は、そのボリュームのサイズが十分な大きさで、可能性のあるすべての使用方法に対応できることを示します。

1

エラーが発生した。

2

コマンド行で無効なオプションが指定されました。

3

指定されたビットマップボリュームは、ディスクキューを備えた非同期セットの Availability Suite リモートミラービットマップとして使用するための十分な大きさはありませんが、ほかのすべてのリモートミラーセット構成に使用するための十分な大きさはあります。

4

指定されたビットマップボリュームは、リモートミラーセット構成の Availability Suite リモートミラービットマップとして使用するための十分な大きさがありません。

5

指定されたビットマップボリュームは、リモートミラーセット構成の Availability Suite リモートミラービットマップとして使用するための十分な大きさがありません。

6

指定されたビットマップボリュームは、小型依存シャドウの Availability Suite ポイントインタイムビットマップとして使用するための十分な大きさがありませんが、ほかのすべてのポイントインタイムセット構成に使用できるだけの大きさは持っています。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
storage/avs/avs-cache-management
インタフェースの安定性
確実

関連項目

iiadm(1M), sndradm(1M), attributes(5)