ntfscmp [options] device1 device2
ntfscmp ユーティリティーは、2 つの NTFS ファイルシステムのあらゆる側面を比較して、見つかったすべての相違点を報告します。ファイルシステムは、ブロックデバイスまたはイメージファイル上のものにできます。ntfscmp はボリューム検証に使用できます。ただし、そのプライマリな目的は、効率的な開発ツールとして、NTFS に行われたメタデータ変更を迅速に検出し、特定して、その妥当性を調べることです。
NTFS メタデータの変更にのみ関心がある場合は、ntfsclone(1M) の –-metadata オプションを使用して作成したメタデータイメージを比較すると便利です。このようにすると、通常は確認する必要がないタイムスタンプの変更を除外できます。
ntfscmp の出力は簡潔ですが、相違点を正確に判断するための情報としては十分です。diff(1) を使用して、報告された i ノードごとに ntfsinfo(1M) の詳細な出力を比較すれば、より豊富な出力が得られます。
サポートされているオプションを次に示します。オプションには、単一文字と完全名の両方の形式があります。
ヘルプを表示して終了します。
進捗状況を表示しません。
追加のデバッグ、警告、およびエラーメッセージを表示します。
終了コードは成功した場合は 0 に、失敗した場合には 0 以外になります。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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diff(1), ntfscat(1M), ntfsclone(1M), ntfsinfo(1M), ntfsprogs(1M), parted(1M), attributes(5)
ntfscmp は、Szabolcs Szakacsits が作成しました。