マニュアルページセク ション 1M: システム管理コマンド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

quota(1M)

名前

quota - ユーザーの UFS または ZFS ファイルシステムのディスク割り当てとディスク使用量を表示する

形式

quota [-v] [username]

説明

quota は、ユーザーの UFS または ZFS ディスクの使用量と制限を表示します。スーパーユーザーのみは、オプションの username 引数を使用してほかのユーザーの制限を表示できます。

オプションなしで quota を実行すると、使用量が割り当てを超えたマウント済みのファイルシステムに関する警告のみが表示されます。割り当てがオンになっていないリモートマウントされたファイルシステムは無視されます。

username には、ユーザーの数値 UID を指定できます。

オプション

–v

割り当てが存在するすべてのマウント済みファイルシステムに設定されたユーザーの割り当てを表示します。

使用法

ファイルが 2G バイト (231 バイト) 以上ある場合の quota の動作については、largefile(5) を参照してください。

ファイル

/etc/mnttab

現在マウントされているファイルシステムのリスト

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os

関連項目

edquota(1M), quotaon(1M), quotacheck(1M), repquota(1M), rquotad(1M), attributes(5), largefile(5), zones(5)

rquotad デーモンが実行されている場合、quota は NFS マウントされた UFS または ZFS ベースのファイルシステムに対する割り当てを表示します。rquotad(1M) を参照してください。zones(5) 環境では、quota は自身が呼び出されたゾーンの割り当てのみを表示します。

quota は、同じファイルシステムのエントリを複数のマウントポイントで複数回表示することがあります。たとえば、

# quota -v user1

は、たとえば割り当てがオンになっている同じファイルシステムからマウントポイント /home/user1/home/user2、および /home/user がマウントされている場合に、これらすべてのマウントポイントで user1 に関する同一の割り当て情報を表示します。