remove_allocatable(1M)

名前

remove_allocatable - 割り当てデータベースからのエントリの削除

形式

/usr/sbin/remove_allocatable  [-f] -n name

/usr/sbin/remove_allocatable  [-f] [-d] -t dev-type

説明

remove_allocatable は、デバイス割り当てメカニズムからユーザーが割り当て可能なデバイスのエントリを削除します。remove_allocatable は、このメカニズムによりラベル範囲が管理される、一部の割り当て不可能なデバイス (プリンタなど) のエントリも削除します。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–d

–t で指定されたデバイスタイプの、システム提供のデフォルト属性を削除します。

–f

エントリを強制的に削除します。このオプションを指定しない場合、指定したデバイス名を持つエントリがもはや存在しないと、remove_allocatable はエラーを出力して終了します。

–n name

デバイス name のエントリを削除します。

–t dev-type

デバイスタイプが dev-type であるデバイスを削除します。

終了ステータス

成功した場合、remove_allocatable は終了ステータス 0 (真) を返します。エラーが発生した場合、remove_allocatable は、0 以外の終了ステータスを返します。終了コードとその意味を次に示します。

1

呼び出し時の構文エラー

2

原因不明のシステムエラー

3

デバイス name または dev-type が見つからない。このエラーは、–f オプションが指定されていない場合にのみ発生します。

4

アクセス権が拒否されました。ユーザーは、データベースに対する DAC または MAC アクセス権を持っていない。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ 属性値 使用条件 system/trusted インタフェースの安定性 下記を参照。

呼び出しは不確実です。オプションは不確実です。出力は非インタフェースです。

関連項目

allocate(1), deallocate(1), add_allocatable(1M), attributes(5), device_clean(5)

注

このマニュアルページに記載されている機能を利用できるのは、システムが Trusted Extensions を使用して構成されている場合のみです。