dlstat [-r] [-t] [ -i <interval>] [-z < zone>,..] [-Z] [[-p] -o field[,...]] [ -u R|K|M|G|T|P] [-T d|u] [link] [interval [ count]]
dlstat -a [-r] [ -t] [link]
dlstat -A [link]
dlstat show-phys [-r] [-t ] [-i interval] [-z < zone>,..] [-Z] [[-p] -o field[,...]] [ -u R|K|M|G|T|P] [-T d|u] [link] [interval [ count]]
dlstat show-phys -a [-r] [ -t]
dlstat show-link [-r] [-t ] [-i interval] [-z < zone>,..] [-Z] [[-p] -o field[,...]] [ -u R|K|M|G|T|P] [-T d|u] [link] [interval [ count]]
dlstat show-link -h [-a] [ -d] [-F <format>] -f <logfile> [-s <DD/MM/YYYY,HH:MM:SS>] [ -z <zone>,..] [-e <DD/MM/YYYY,HH:MM:SS>] [< link>]
dlstat show-link -a [-r] [ -t]
dlstat show-aggr [-r] [-t ] [-Z] [-i interval] [ -P probetype[,...]] [-p] [-o field[,...]] [-u R|K|M|G|T|P] [ -z zone[,...]] [link]
dlstat show-ether -P < protocol> [-i interval] [ -z <zone>,..] [-Z] [[-p] -o field[,...]] [ -u R|K|M|G|T|P] [-T d|u] [link] [interval [ count]]
dlstat show-bridge [-r] [ -t] [-i interval] [-z < zone>,..] [-Z] [[-p] -o field[,...]] [ -u R|K|M|G|T|P] [-T d|u] [bridge] [interval [ count]]
dlstat help [subcommand-name]
dlstat コマンドは、データリンクに関する実行時統計情報を報告します。dladm(1M) show-phys は、dlstat show-phys にリンク名情報を提供します。dladm(1M) show-link は、dlstat show-link にリンク名情報を提供します。dladm(1M) show-aggr は、dlstat show-aggr にリンクアグリゲーション情報を提供します。
すべての有効なフィールドについて、dlstat は数値を表示します。それ以外の場合は、該当なしを示す「--」を表示します。
dlstat は、前述の「形式」に示されているコマンドの形式を持っています。最初の 2 つの形式にはサブコマンドがないのに対し、残りの形式にはあります。すべての形式は、後述の「サブコマンド」で説明されています。
dlstat コマンドには次のオプションとオペランドがあります。これらは、(特に明示的にマークされていないかぎり) 後述の「サブコマンド」に示されているいくつかのコマンド形式の間で共通です。
統計情報フィールド全体をすべてダンプします。
指定されている場合は、出力行がリフレッシュされる間隔を示します。出力の最初の行は、リンクが作成されてからの総数を示すサマリーです。2 行目以降は、正規化された (1 秒あたりの) 統計情報を示します。指定されていない場合は、指定されたリンクが作成されてからの 1 つのサマリーが得られます。このオプションは廃止されています。代わりに、コマンドの最後にオペランドとして間隔を (また、必要に応じてカウントも) 指定する必要があります。また、オプションとオペランドの両方に間隔を指定することもできません。これを行うと、エラーになります。
表示する出力フィールドのコンマ区切りリストを表示します (大文字と小文字は区別されません)。フィールド名は、次に示すフィールドのいずれか、またはサポートされるすべてのフィールドを表示するための特殊な値 all にする必要があります。
サポートされる RX フィールドの一覧:
link
index
rbytes
ipkts
intrs (サブコマンドなしで、または show-link とともにのみ適用可能)
polls (サブコマンドなしで、または show-link とともにのみ適用可能)
idrops (–r オプションにのみ該当、サブコマンドなしまたは show-link 付き)
TX 側のフィールドは次のとおりです。
link
index
obytes
opkts
odrops (–t オプションにのみ該当、サブコマンドなしまたは show-link 付き)
show-phys サブコマンドでは、index カラムは物理デバイス内の個々の RX および TX ハードウェアリングを識別します。show-link サブコマンドでは、index カラムはデータリンク内の RX および TX ハードウェアレーンを識別します。ハードウェアリングとハードウェアレーンの違いについては、Oracle Solaris 11.2 での仮想ネットワークとネットワークリソースの管理 を参照してください。
安定したマシン解析可能な形式を使用して出力します。
受信側の統計情報のみを表示します。受信されたバイト数とパケット数や、ハードウェアとソフトウェアのドロップなどが含まれます。完全な一覧については、「使用例」を参照してください。
受信側と送信側の両方の統計情報を同時に表示するために、–r と –t を 1 コマンド内で一緒に使用できます。
送信側の統計情報のみを表示します。送信されたバイト数とパケット数や、ドロップなどが含まれます。完全な一覧については、「使用例」を参照してください。
使用した場合、すべての統計情報の表示単位を選択できます (たとえば、R: 生カウント、K: キロビット、M: メガビット、T: テラビット、P: ペタビット)。使用しない場合、必要に応じて異なる単位が使用され、xy.zU 形式で統計情報が表示されます (x、y、および z は数値、U は該当する単位です)。
ZONE 列を出力に表示します。
指定されたゾーン内のリンクのみの統計情報を表示します。デフォルトでは、大域ゾーンから実行されている場合、dlstat はすべてのゾーン内のリンクの統計情報を表示します。
非大域ゾーンから実行されている場合、dlstat はそのゾーン内のリンクのみの統計情報を表示します。非大域ゾーンでは、ほかのゾーン内のリンクを表示することはできません。
時間の内部表現の出力表現に u を指定します。time(2) を参照してください。標準の日付フォーマットに d を指定します。date(1) を参照してください。
指定されている場合は、指定されたリンク、物理デバイス (show-phys の場合)、またはアグリゲーション (show-aggr の場合) のみの統計情報を表示します。それ以外の場合は、すべてのリンク、デバイス、またはアグリゲーションの統計情報を表示します。
指定されている場合は、出力行がリフレッシュされる間隔を示します。出力の最初の行は、リンクが作成されてからの総数を示すサマリーです。2 行目以降は、正規化された (1 秒あたりの) 統計情報を示します。指定されていない場合は、指定されたリンクが作成されてからの 1 つのサマリーが得られます。
指定されている場合は、「カウント」の行のみを出力します。指定されていない場合は、無期限に出力します。
dlstat は、次のコマンド形式をサポートします。
すべてのリンクを繰り返し検査して、統計情報を報告します。出力は、リンク使用率の高い順にソートされます。リンクが指定されていない場合、システムはすべてのリンクの統計情報を表示します。トラフィックの統計情報は、物理デバイスごとにではなく、リンクごとに表示されます。たとえば、ある物理リンク上に構成されている VNIC について、その VNIC を通過するトラフィックは、ベースとなる物理リンクの統計情報には反映されません。ただし、リンクの統計情報には、そのリンク上に構成されたユーザー定義のフローに一致するトラフィックが含まれます。
このコマンド形式には、前述の「オプション」で説明されていないオプションが 1 つあります。
このデータリンクのすべての統計情報フィールドをダンプします。このコマンドの出力統計情報には、ほかのすべての dlstat コマンドによって報告されるすべての統計情報が含まれます。
どの統計情報を表示するかをリンクで指定できます。
このコマンド形式のオプションは、前述の「オプション」で説明されています。
物理デバイスの統計情報を表示します。
このサブコマンドのオプションは、前述の「オプション」で説明されています。
リンクの統計情報を表示します。
格納されている拡張アカウンティングファイルからネットワーク使用率の履歴を表示します。この構文を使用するには、acctadm(1M) を使用してネットワークアカウンティングが事前に構成され、有効になっている必要があります。デフォルトの出力は、拡張アカウンティングが有効になっていた全期間における既存のリンクのネットワーク使用率のサマリーです。
link 引数は、前述の「オプション」で説明されているとおりです。
拡張アカウンティングが有効になっている場合に、特定の期間におけるすべてのネットワーク使用率の履歴を表示します。これには、すでに削除されたリンクに関する使用率の情報が含まれます。
ネットワーク使用率の履歴の拡張アカウンティングレコードが読み取られるファイルを指定します。
ロギング情報が存在する日付を表示します。日付は、mm/dd/yyyy という形式です。
ネットワーク使用率の履歴情報の出力形式を指定します。gnuplot が唯一のサポートされる形式です。
データ表示の開始時間と停止時間を指定します。時間は、MM/DD/YYYY,hh:mm:ss という形式です。hh は、24 時間表記を使用します。
1 つのアグリゲーションについてポートごとの統計情報を表示します。
指定された DLMP モードアグリゲーションのプローブ情報を表示します [「プローブ」出力モード]。–P オプションは –z、–i、–Z、–u、または –r オプションと同時に使用できません。
それは、大文字小文字の区別のない、probetype オプション (「m」、「u」、「x」、「all」のいずれか) をコンマで区切ったリストを取り、それぞれ ICMP マルチキャストプローブ、ICMP ユニキャストプローブ、推移的プローブ、またはすべての種類のプローブを表します。
「プローブ」出力モードを使用すると、それは Ctrl+C で明示的に終了されるまで実行し続けます。サポートされている出力フィールドは次のとおりです。
dlstat show-aggr -P が開始された時期を基準とした、プローブが送信された時間。dlstat の開始前にプローブが送信された場合、この時間は負になります。
プローブが送信されたアグリゲーション名。
プローブが送信されたポート名。
ICMP プローブの場合、これはそれらのプローブの発信元 IP アドレスになります。推移的プローブの場合、これは推移的プローブの発生元のポート名になります。
ICMP プローブの場合、これはそれらのプローブの着信先 IP アドレスになります。推移的プローブの場合、これは推移的プローブが対象とされたポート名になります。
プローブを表す ID 番号。この識別子には、プローブタイプを示す接頭辞に続き、プローブの数値識別子が埋め込まれています。プローブタイプに使用できる値は次のとおりです。
ICMP ユニキャストプローブ
ICMP マルチキャスト検出プローブ
推移的プローブ
プローブのネットワーク往復時間。これは、IP モジュールがプローブを送信してから肯定応答を受信するまでの時間です。プローブが失われたと in.dlmpd で判断された場合、このフィールドは空になります。
プローブの合計往復時間。これは、in.dlmpd がプローブ送信用のコードの実行を開始してから ack の処理を完了するまでの時間です。プローブが失われたと in.dlmpd で判断された場合、このフィールドは空になります。合計往復時間が急上昇し、ネットワーク往復時間にはそのような急上昇が見られない場合は、ローカルシステム自体の過負荷を示しています。
このサブコマンドのほかのオプションは、前述の「オプション」で説明されています。
リンク上の特定の Ethernet プロトコルの統計情報を表示します。サポートされる IEEE プロトコルには、vdp (VSI Discovery and Configuration Protocol) および ecp (Edge Control Protocol) が含まれます。
VDP 統計情報は、VNIC または物理リンク上で取得できます。物理リンクの VDP 統計情報は、その VNIC すべての累積統計情報です。
ECP 統計情報は、物理リンクに関して取得できます。
VDP に関して表示されるフィールドを次に示します:
リンクの名前。
インバウンド VDP パケットの数。
アウトバウンド VDP パケットの数。
転送された KEEP-ALIVE パケットの数。
ECP に関して表示されるフィールドを、次に示します:
リンクの名前。
インバウンド ECP パケットの数。
エラーのインバウンド ECP パケットの数。
アウトバウンド ECP パケットの数。
ECP パケット転送時のエラーの数。
再転送されたパケットの数。
タイムアウトの数 (ピアから肯定されなかったパケットの数)。
ブリッジのリンクごとの統計情報を表示します。このサブコマンドのオプションは、「オプション」で説明されています。オプションのブリッジフィールドは、1 つのブリッジのみの統計情報を表示するために使用されます。
このサブコマンドで表示されるフィールドには、次のものがあります。
ブリッジ名。
ブリッジに接続されているリンクの名前。
インバウンドパケットの数。
インバウンドパケットのバイト数。
アウトバウンドパケットの数。
アウトバウンドパケットのバイト数。
リソースの問題のためにドロップされたパケットの数。
あるリンクから別のリンクに転送されたパケットの数。
ブリッジによって処理されたマルチキャストパケットとブロードキャストパケットの数。
不明な宛先を含んだ処理済みパケットの数。これらのパケットはすべてのリンクに送信されます。
受信された構成 BPDU の数。
受信されたトポロジ変更 BPDU の数。
受信された Rapid Spanning Tree BPDU の数。
送信された BPDU の数。
–o オプションが指定されていない場合は、BRIDGE、LINK、IPKTS、RBYTES、OPKTS、OBYTES、DROPS および FORWARDS フィールドのみが表示されます。
サポートされているすべての dlstat サブコマンド、または特定のサブコマンドの使用法を表示します。特定のサブコマンドのヘルプを呼び出すと、コマンド構文および例が表示されます。dlstat ヘルプを引数なしで使用すると、すべてのサブコマンドが表示されます。
すべてのリンクの統計情報を表示するには、次のコマンドを入力します。統計情報は、3 桁の数値 + 小数点 + 2 桁の数値に、該当する単位が付けられた形で表示されます。
# dlstat LINK IPKTS RBYTES OPKTS OBYTES e1000g0 101.88K 32.86M 40.16K 4.37M nxge1 4.50M 6.78G 1.38M 90.90M vnic1 8 336 0 0 net0 73.96K 6.81M 0 0 zone1/net0 144.47K 13.32M 247 16.29K zone2/net0 132.89K 12.25M 236 15.82K使用例 2 RX 側の統計情報の表示
次のコマンドは、受信側の統計情報を 2 秒おきに 3 回表示します。
# dlstat 2 2 LINK IPKTS RBYTES INTRS POLLS IDROPS e1000g0 101.91K 32.86M 87.56K 14.35K 0 nxge1 9.61M 14.47G 5.79M 3.82M 0 vnic1 8 336 0 0 0 e1000g0 0 0 0 0 0 nxge1 82.13K 123.69M 50.00K 32.13K 0 vnic1 0 0 0 0 0 e1000g0 0 0 0 0 0 nxge1 85.74K 126.41M 48.71K 28.87K 0 vnic1 0 0 0 0 0使用例 3 物理デバイスごとに統計情報を表示する
次のコマンドは、特定の物理デバイスの統計情報を表示します。
# dlstat show-phys ixgbe0 LINK IPKTS RBYTES INTRS POLLS e1000g0 101.91K 32.86M 87.56K 14.35K nxge1 9.61M 14.47G 5.79M 3.82M vnic1 8 336 0 0 e1000g0 0 0 0 0 nxge1 82.13K 123.69M 50.00K 32.13K vnic1 0 0 0 0 . . . . . . . . . .使用例 4 データリンクごとに統計情報を表示する
次のコマンドは、特定のデータリンクの統計情報を表示します。
# dlstat show-link ixgbe0 LINK IPKTS RBYTES OPKTS OBYTES ixgbe0 2.14M 257.48M 3.19M 210.88M使用例 5 ハードウェアリングごとの統計情報の表示
次のコマンドは、受信側のハードウェアリングごとの統計情報を表示します。
# dlstat show-phys -r nxge1 LINK TYPE INDEX IPKTS RBYTES nxge1 rx 0 0 0 nxge1 rx 1 0 0 nxge1 rx 2 1.73M 2.61G nxge1 rx 3 0 0 nxge1 rx 4 8.44M 12.71G nxge1 rx 5 5.68M 8.56G nxge1 rx 6 4.90M 7.38G nxge1 rx 7 0 0使用例 6 レーンごとの統計情報の表示
次のコマンドは、受信側のレーンごとの統計情報を表示します。最初に、専用のハードウェアレーンを備えたインタフェースが表示されます。
# dlstat show-link -r nxge1 LINK TYPE ID INDEX IPKTS RBYTES INTRS POLLS IDROPS nxge1 rx local -- 0 0 0 0 0 nxge1 rx hw 1 0 0 0 0 0 nxge1 rx hw 2 1.73M 2.61G 1.33M 400.22K 0 nxge1 rx hw 3 0 0 0 0 0 nxge1 rx hw 4 8.44M 12.71G 4.35M 4.09M 0 nxge1 rx hw 5 5.68M 8.56G 3.72M 1.97M 0 nxge1 rx hw 6 4.90M 7.38G 3.11M 1.80M 0 nxge1 rx hw 7 0 0 0 0 0
次に、専用のハードウェアレーンがなく、ソフトウェアレーンのみを備えたインタフェースが表示されます。
# dlstat show-link -r ixgbe0 LINK TYPE ID INDEX IPKTS RBYTES INTRS POLLS IDROPS ixgbe0 rx local -- 0 0 0 0 0 ixgbe0 rx sw -- 794.28K 1.19G 794.28K 0 0使用例 7 送信側の統計情報の表示
次のコマンドは、送信側の統計情報を 5 秒間隔で表示します。
# dlstat -t 5 LINK OPKTS OBYTES ODROPS e1000g0 40.24K 4.37M 0 nxge1 9.76M 644.14M 0 vnic1 0 0 0 e1000g0 0 0 0 nxge1 26.82K 1.77M 0 vnic1 0 0 0 . . . . . . . . . . . .使用例 8 送信側のリングの統計情報の表示
次のコマンドは、送信側のハードウェアリングの統計情報を表示します。
# dlstat show-phys -t nxge1 LINK TYPE INDEX OPKTS OBYTES nxge1 tx 0 44 3.96K nxge1 tx 1 0 0 nxge1 tx 2 1.48M 121.68M nxge1 tx 3 2.45M 201.11M nxge1 tx 4 1.47M 120.82M nxge1 tx 5 0 0 nxge1 tx 6 1.97M 161.57M nxge1 tx 7 4.59M 376.21M nxge1 tx 8 2.43M 199.24M nxge1 tx 9 0 0 nxge1 tx 10 3.23M 264.69M nxge1 tx 11 1.88M 153.96M使用例 9 送信側のレーンの統計情報の表示
次のコマンドは、送信側のレーンの統計情報を表示します。
# dlstat show-link -t nxge1 LINK TYPE ID INDEX OPKTS OBYTES ODROPS nxge1 tx hw 0 32 1.44K 0 nxge1 tx hw 1 0 0 0 nxge1 tx hw 2 1.48M 97.95M 0 nxge1 tx hw 3 2.45M 161.87M 0 nxge1 tx hw 4 1.47M 97.25M 0 nxge1 tx hw 5 3 276 0 nxge1 tx hw 6 1.97M 130.05M 0 nxge1 tx hw 7 4.59M 302.80M 0 nxge1 tx hw 8 2.42M 302.80M 0 nxge1 tx hw 9 0 0 0 nxge1 tx hw 10 3.23M 213.05M 0 nxge1 tx hw 11 1.88M 123.93M 0使用例 10 RX および TX レーンの両方の統計情報を表示する
次のコマンドは、受信側および送信側レーンの両方の統計情報を表示します。
# dlstat show-link -rt nxge0 LINK TYPE ID INDEX PKTS BYTES nxge0 rx local -- 0 0 nxge0 rx other -- 0 0 nxge0 rx hw 0 0 0 nxge0 rx hw 1 0 0 nxge0 rx hw 2 0 0 nxge0 rx hw 3 0 0 nxge0 rx hw 4 0 0 nxge0 rx hw 5 0 0 nxge0 rx hw 6 0 0 nxge0 rx hw 7 0 0 nxge0 tx local -- 0 0 nxge0 tx other -- 3 126 nxge0 tx hw 0 0 0 nxge0 tx hw 1 0 0 nxge0 tx hw 2 0 0 nxge0 tx hw 3 0 0 nxge0 tx hw 4 0 0 nxge0 tx hw 5 0 0 nxge0 tx hw 6 0 0 nxge0 tx hw 7 0 0 nxge0 tx hw 8 0 0 nxge0 tx hw 9 0 0 nxge0 tx hw 10 0 0 nxge0 tx hw 11 0 0使用例 11 統計情報の特定のセットの選択
次のコマンドは、表示したい統計情報のセットを選択する方法を示しています。
# dlstat show-link -r -o LINK,TYPE,ID,INDEX,INTRS,POLLS nxge1 LINK TYPE ID INDEX INTRS POLLS nxge1 rx local -- 0 0 nxge1 rx other -- 0 0 nxge1 rx hw 1 0 0 nxge1 rx hw 2 2.47M 753.90K nxge1 rx hw 3 0 0 nxge1 rx hw 4 8.24M 7.72M nxge1 rx hw 5 6.96M 3.68M nxge1 rx hw 6 5.82M 3.36M nxge1 rx hw 7 0 0使用例 12 ネットワーク使用率の履歴の表示
ネットワーク使用率の履歴の統計情報は、拡張アカウンティング機能 acctadm(1M) を使用すると格納できます。そのためには、次のようなコマンドを使用します。
# acctadm -e basic -f /var/log/net.log net acctadm net Network accounting: active Network accounting file: /var/log/net.log Tracked Network resources: basic Untracked Network resources: src_ip,dst_ip,src_port,dst_port,protocol, dsfield
その後、次のようなコマンドを使用して、保存された履歴データをサマリー形式で取得できます:
# dlstat show-link -h -f /var/log/net.log LINK DURATION IPACKETS RBYTES OPACKETS OBYTES BANDWIDTH e1000g0 80 1031 546908 0 0 2.44 Kbps # dlstat show-ether -P vdp ixgbe1 LINK IPKTS OPKTS KeepAlives ixgbe1 3 2 1 # dlstat show-ether -P ecp ixgbe1 LINK IPKTS OPKTS IERRORS OERRORS RETRANSMITS TIMEOUTS ixgbe1 3 2 0 0 1 0使用例 13 ICMP ユニキャストおよび推移的プローブ情報の表示
次のコマンドは、ICMP ユニキャストおよび推移的プローブ情報を表示します。
# dlstat show-aggr -P u,x aggr1 TIME AGGR PORT LOCAL TARGET PROBE NETRTT RTT 0.53s aggr1 s0 s0 s1 x16148 -- -- 0.53s aggr1 s0 s0 s1 x16148 0.62ms 0.87ms 1.17s aggr1 s1 s1 s0 x16148 -- -- 1.17s aggr1 s1 s1 s0 x16148 0.72ms 0.99ms 2.24s aggr1 s1 192.169.0.1 192.169.0.2 u15535 -- -- 2.24s aggr1 s1 192.169.0.1 192.169.0.2 u155350.11ms 0.55ms使用例 14 ヘルプの表示
次のコマンドは、すべての dlstat サブコマンドを一覧表示します。
# dlstat help The following subcommands are supported: Stats subcommands : show-aggr, show-link, show-phys For more info, run: dlstat help subcommand
次のコマンドは、dlstat help を特定のサブコマンドとともに使用する方法を示します。
# dlstat help show-phys usage: show-phys [-r] [-t] [-Z] [-i interval] [-a] [-p] [-o field[,...]] [-u R|K|M|G|T|P] [-z zone[,...]] [link] example: # dlstat show-phys -r -o all -u K net0
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
/usr/sbin
|
画面出力は「不確実」です。呼び出しは「確実」です。
acctadm(1M), dladm(1M), ifconfig(1M), kstat(1M), netstat(1M), attributes(5)