マニュアルページセク ション 1M: システム管理コマンド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

jserver(1M)

名前

jserver - かな漢字変換マルチクライアントサーバー

形式

/usr/lib/wnn/jserver  [-f file] [-s file] [-h file]
 [-A file] [-N no] [-pno portNo] [-L hostname] [-S loglevel]
 [-v] [-localhost]

説明

jserver は、日本語入力における仮名漢字変換を、複数のユーザーに提供します。jserver は、起動時に /usr/lib/wnn/ja_JP/jserverrc に設定された辞書を読み込みます。jserver は、全ユーザーの頻度、登録可能辞書を一括して管理します。それらの管理のためのディレクトリは jserverrc 中の jserver_dir というエントリで指定されいます。

jserver の起動は、root 権限で次のコマンドにより行います。

svcadm enable wnn8/server

オプション

以下のオプションによって、動作を指定します。

–f file

デフォルトの jserverrc の代わりに、file を初期化ファイルとして読み込みます。

–s file

jserver のログファイルを保存します。file に 「-」 を指定した時は、標準エラー出力に出力されます。

–h file

デフォルトの hinsi.data の代わりに、file を品詞データファイルとして読み込みます。

–A file

jserver のアクセス許可ファイルとして file を読み込みます。

–N no

デフォルトのポート番号 (22273) に no を加えた値を inet domainsocket で接続を行なう場合の tcp のポート番号として使用します。

–pno port_no

デフォルトのポート番号の代わりに、portNOinet domainsocket で接続を行なう場合の tcp のポート番号として使用します。

–L hostname

ライセンスサーバー名を指定します。hostname には、ライセンスサーバーが起動しているホスト名が入ります。当オプション省略時には、「dpkeyservlist での指定」、「localhost」の順でライセンスサーバーを検索します。

–S loglevel

ログレベルを指定し、syslog ファイルにログを保存します。

–v

バージョン情報を表示します。

–localhost

localhost からの接続のみを受け付けます。

ファイル

/tmp/jd_sockV8

UNIX ドメインソケット

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
wnn

関連項目

jserverrc(4)