/usr/sbin/tninfo [-h hostname] [-i interface_ip_address] [-m zone-name] [-t template]
tninfo は、カーネルレベルのネットワーク情報と統計を取得して表示するためのインタフェースを提供します。
リモートホストキャッシュ内にある、指定されたホストのセキュリティー構造を表示します。出力には、tnrhdb データベース内で指定された内容が反映されます。
IP アドレスをホストする IP インタフェースに関連付けられたテンプレートを表示します。
指定したゾーンに関連付けられた MLP 構成を表示します。出力には、tnzonecfg データベース内で指定された内容が反映されます。
指定した template に関連付けられている構造を表示します。出力には、tnrhtp データベース内で指定された内容が反映されます。
この例では、カーネル内にキャッシュされたリモートホスト構造を表示します。出力には、tnrhdb データベース内の定義が反映されます。
# tninfo -h machine1 IP address= 192.168.8.61 Template = cipso使用例 2 大域ゾーンのマルチレベルポートを表示する
この例では、カーネルでキャッシュされた大域ゾーンの MLP を表示します。出力には、tnzonecfg データベース内の定義、および動的に割り当てられたすべての MLP が反映されます。private は、ゾーン固有の MLP を示します。
# tninfo -m global private:23/tcp;111/tcp;111/udp;515/tcp;2049/tcp;6000-6003/tcp; 32812/tcp;36698/ip;38634/tcp;64365/ip shared: 6000-6003/tcp使用例 3 cipso および netif テンプレート定義を表示する
この例では、カーネルでキャッシュされた cipso テンプレート定義を表示します。出力には、tnrhtp データベース内の定義が反映されます。
# tninfo -t cipso ===================================== Remote Host Template Table Entries: __________________________ template: cipso host_type: CIPSO doi: 1 min_sl: ADMIN_LOW hex: ADMIN_LOW max_sl: ADMIN_HIGH hex: ADMIN_HIGH # tninfo -t netif ===================================== Remote Host Template Table Entries: __________________________ template: netif host_type: NETIF doi: 1 def_label: ADMIN_LOW hex: ADMIN_LOW min_sl: ADMIN_LOW hex: ADMIN_LOW max_sl: ADMIN_LOW hex: ADMIN_LOW使用例 4 IP テンプレートに関連付けられたテンプレート名を表示する
次の例のコマンドは、IP アドレスがホストされているインタフェースに関連付けられた、カーネルでキャッシュされたテンプレート名を示します。
# tninfo -i 192.168.3.10 IP address= 192.168.3.10 Template = netif
トラステッドネットワークリモートホストデータベース
トラステッドネットワークリモートホストテンプレート
トラステッドゾーン構成データベース
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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このコマンド行は「確実」です。出力は「不確実」です。
tnd(1M), tnctl(1M), attributes(5)
このマニュアルページに記載されている機能を利用できるのは、システムが Trusted Extensions を使用して構成されている場合のみです。