/usr/lib/sndrsyncd
sndrsyncd デーモンは、ネットワークまたはマシン障害のあとの更新再同期を自動化し、再同期中に更新されているデータボリュームを保護する必要がある場合にポイントインタイムコピーのコピーを起動します。
このデーモンがカーネルによって通知されるのは、リモートミラーによって使用されているネットワークリンクがダウンしたあと、自動同期が有効でそのネットワークリンクを使用しているすべてのリモートミラーセットを再同期するために、そのネットワークリングが –u オプションを設定して sndradm(1M) コマンドを呼び出したときです。リモートミラーセットの自動同期を構成する方法の詳細については、sndradm(1M) を参照してください。
このデーモンは、いずれかのリモートミラー再同期が開始または完了したときにも通知されます。Availability Suite 構成ファイルで構成されている場合、このデーモンはポイントインタイムコピーのスナップショットを作成します。副サーバー上では、このデーモンは、ファイルシステムがセカンダリボリュームに現在マウントされているかどうかをチェックし、そのファイルシステムが現在マウントされている場合は同期の開始を許可しないようカーネルに通知します。
デーモンが正常に起動されました。
デーモンの起動に失敗しました。
sndrsyncd を起動するためのシェルスクリプト。
sndrsyncd を停止するためのシェルスクリプト。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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iiadm(1M), sndradm(1M), sndrd(1M), svcadm(1M), ds.log(4), rdc.cf(4), attributes(5)
sndrsyncd デーモンは手動で停止しないでください。sndrsyncd を手動で停止する必要がある場合は、次の手順を実行します。これにより、sndrd デーモンと sndrsyncd デーモンの両方が停止されます。
# svcadm disable svc:/system/nws_rdc
# svcadm disable svc:/system/nws_rdcsyncd
sndrsyncd デーモンは手動で起動および再起動しないでください。sndrsyncd を手動で起動する必要がある場合は、次の手順を実行します。これにより、sndrd デーモンと sndrsyncd デーモンの両方が起動されます。
# svcadm enable svc:/system/nws_rdc
# svcadm enable svc:/system/nws_rdcsyncd
詳細については、svcadm(1M) を参照してください。