マニュアルページセク ション 1M: システム管理コマンド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

dnssec-dsfromkey(1M)

名前

dnssec-dsfromkey - DNSSEC DS RR 生成ツール

形式

dnssec-dsfromkey [-v level] [-1] [-2] [-a alg] keyfile
dnssec-dsfromkey -s [-v level] [-1] [-2] [-a alg] [-c class]
     [-d dir] keyfile

説明

dnssec-dsfromkey

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–1

ダイジェストアルゴリズムとして SHA-1 を使用します。デフォルトでは、SHA-1SHA-256 の両方を使用します。

–2

ダイジェストアルゴリズムとして SHA-256 を使用します。

–a algorithm

ダイジェストアルゴリズムを選択します。algorithm の値は、SHA-1 (SHA1) または SHA-256 (SHA256) のいずれかにする必要があります。これらの値は大文字と小文字が区別されません。

–v level

デバッグのレベルを設定します。

–s

鍵セットモード: 鍵ファイル名の代わりに、鍵セットファイルの DNS ドメイン名が引数になります。–c オプションと –d オプションは、このモードでのみ有効です。

–c class

DNS クラスを指定します (デフォルトは IN)。これは鍵セットモードでのみ有効です。

–d directory

directory ディレクトリ内の鍵セットファイルを検索します。鍵セットモードでないときは無視されます。

Kexample.com.+003+26160 の鍵ファイル名から SHA-256 DS RR を作成するには、次のようなコマンドを使用します。

# dnssec-dsfromkey -2 Kexample.com.+003+26160

このコマンドによって、次のような出力が生成されます。

example.com. IN DS 26160 5 2
3A1EADA7A74B8D0BA86726B0C227AA85AB8BBD2B2004F41A868A54F0
C5EA0B94

ファイル

鍵ファイルは、鍵 ID Knnnn.+aaa+iiiii、または完全なファイル名 Knnnn.+aaa+iiiii.key によって指定できます。これらの鍵は、dnssec-keygen(1M) によって生成されます。

鍵セットファイル名は、ディレクトリ、文字列 keyset-、および dnsname から作成されます。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
service/network/dns/bind
インタフェースの安定性
流動的

関連項目

dnssec-keygen(1M), dnssec-signzone(1M), attributes(5)

RFC 3658RFC 4509

『BIND 9 Administrator's Reference Manual』を参照してください。このマニュアルページの発行日付時点で、このドキュメントは https://kb.isc.org/article/AA-01031https://kb.isc.org/article/AA-01031 から利用できます。

注意

鍵ファイルのエラーにより、ファイルが存在する場合でも「ファイルが見つかりません」というメッセージが生成されることがあります。