マニュアルページセク ション 1M: システム管理コマンド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

wnnaccess(1M)

名前

wnnaccess - サーバーのアクセスコントロールの設定、情報取得

形式

/usr/sbin/wnnaccess  [-D jserver_name | jserver_name:No | jserver_name/No]
 [-L LANG_name] [-| + [hostname |  username]] [-v]

説明

wnnaccess は、サーバーに対するアクセス許可情報に対して、ホスト/ユーザーの追加/削除、現在の情報の取得、および、アクセスコントロールのオン/オフを行います。

オプション

以下のオプションによって、動作を指定します。

–D jserver_name | jserver_name:No | jserver_name/No

接続する変換サーバーが稼働するホスト名を「jserver_name」で、ポートを「No」で指定します。:No と指定すると相対ポート番号となり、jserver の標準ポート番号 (22273) に No を加えた値をポート番号とします。例えば :1 とした場合は 22274 が使用されます。/No と指定すると絶対ポート番号となり、No の値をそのままポート番号として使用します。それぞれ省略時は localhost の標準ポート (22273) が適用されます。

–L LANG_name

LANG_name で指定した言語に対応する変換サーバーに接続します。LANG_name 省略時は、環境変数 LANG が参照されます。

–v

バージョン情報を表示します。

上記引数以外のオプションを指定せずに実行した場合、wnnaccess は現在のアクセスコントロールの情報を表示します。表示のフォーマットは、先頭行は、現在アクセスコントロールがオンかオフを表します。次行以降は、アクセス許可が与えられているホストとユーザーであり、そのフォーマットは以下のいずれかになります。

host–name

このホストからは全ユーザーアクセス可能です。

host–name:

このホストからは全ユーザーアクセス不可能です。

host–name:user–name,user–name, . . .

このホストからは表示されたユーザーのみアクセス可能です。

@user–name

このユーザーはすべてのホストからアクセス可能です。

引数が、「-D」、「-L」、「-v」オプション以外に「-」オプションだけの場合は、アクセスコントロールのオンを行ない、「+」オプションだけの場合は、アクセスコントロールのオフを行います。アクセスコントロールがオフの状態では、サーバーへの接続は制限されません。

+」オプションと「ホスト名/ユーザー名」が指定された場合は、そのホスト/ユーザーをアクセスコントロールに追加し、「-」オプションと「ホスト名/ユーザー名」が指定された場合は、そのホスト/ユーザーをアクセスコントロールから削除します。「ホスト名/ユーザー名」のフォーマットは、現在のアクセスコントロールの情報の表示と同じです。「-」、「+」オプションいずれも省略された場合は、デフォルトとして「+」オプションをつけた場合と同じ動きをします。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
wnn
インタフェースの安定性
確実

関連項目

jserver(1M)