unshare_nfs(1M)
名前
unshare_nfs - ローカルの NFS ファイルシステムをリモートシステムからマウント不可能にする
形式
unshare [-F nfs] pathname
説明
unshare コマンドは、ローカルファイルシステムをリモートシステムからマウントできないようにします。共有ファイルシステムは、/etc/dfs/sharetab ファイル内の FSType として NFS が指定された行に対応している必要があります。
オプション
サポートしているオプションは、次のとおりです。
- –F
NFS が /etc/dfs/fstypes ファイル内に示されている最初のファイルシステムタイプである場合は、このオプションを省略できます。
ファイル
- /etc/dfs/fstypes
-
- /etc/dfs/sharetab
-
属性
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
| |
使用条件 | service/file-system/nfs |
|
関連項目
nfsd(1M), share(1M), attributes(5)
注
共有解除されるファイルシステムが有効なパス名へのシンボリックリンクである場合、正規パス (そのシンボリックリンクがたどるパス) が共有解除されます。
たとえば、/export/foo が /export/bar へのシンボリックリンク (/export/foo -> /export/bar) である場合、次の unshare コマンドによって /export/bar が共有解除されるパス名となります (/export/foo はそうなりません)。
example# unshare -F nfs /export/foo
NFS Version 4 クライアントからアクセスされるファイルシステムの場合、unshare が実行されると、NFS Version 4 状態 (開いているファイルやファイルのロック) がすべて解除され、クライアントから回復不能になります。何らかの管理操作後にファイルシステムを共有する予定の場合は、最初に NFS デーモン (nfsd) を停止してから、ファイルシステムを共有解除します。管理操作が完了すると、ファイルシステムは共有になり、NFS デーモンが再起動します。nfsd(1M) を参照してください。