/usr/platform/sun4v/sbin/device_remap [-v | -R dir]
T5440 サーバーや T5240 サーバーなどのマルチノード sun4v プラットフォームは、PCI トポロジが統合されていることが原因で、CPU ノードフェイルオーバー状況で I/O デバイスパスが変わります。デバイス再マッピングスクリプト device_remap は、ハードウェアに一致させるために、/etc/path_to_inst ファイル内のデバイスパスと /dev の下のシンボリックリンクを再マップします。
サポートしているオプションは、次のとおりです。
/etc/path_to_inst と /dev シンボリックリンクの変更を表示します。
dir のルートイメージ内の /etc/path_to_inst および /etc/path_to_inst ファイルで再マッピングを実行します。
device_remap のプライマリ機能は、CPU ノードフェイルオーバー状況でハードウェアを一致させるために、/etc/path_to_inst ファイル内のデバイスパスと /dev の下のシンボリックリンクを再マップすることです。
CPU ノードを追加したり CPU ノードを削除したあとに、システムをブートして OBP プロンプトを表示し、次の手順を使用します。
boot –F failsafe でフェイルセーフミニルート、または boot net –s または類似コマンドでインストールミニルートをブートします。
ルートディスクを /mnt としてマウントします。
マウントされたルートディスクにディレクトリを変更します。
# cd /mnt
device_remap スクリプトを実行します。
# /mnt/usr/platform/sun4v/sbin/device_remap
システムをディスクからブートします。
すべてのエラーメッセージは読めばわかりますが、エラーメッセージ「missing ioaliases node」だけは例外で、これはシステム上のファームウェアがデバイス再マッピングをサポートしていないことを意味します。
次のコマンドは、CPU ノードフェイルオーバー後の path_to_inst と /dev の変更を表示します。
# device_remap -v使用例 2 変更前にディレクトリを変更する
次のコマンドは、変更前に、ブートイメージがマウントされるディレクトリを変更します。
# device_remap -R /newroot
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
|