マニュアルページセク ション 1: ユーザーコマンド

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 7 月
 
 

atrm(1)

名前

atrm - at または batch によってスプールされたジョブの削除

形式

atrm [-afi] [ [job #] [user]...]

説明

atrm ユーティリティーは、at(1) コマンドによって作成されたがまだ実行されていない遅延実行ジョブを削除します。これらのジョブと関連ジョブ番号のリストは、atq(1) を使用して表示できます。

ユーザーが指定したジョブを所有している場合、atrm は、そのユーザーが指定した各ジョブ番号や、そのユーザーが指定したユーザーに属するすべてのジョブを削除します。

solaris.jobs.admin 特権を持つ場合のみ、他のユーザーに属するジョブを削除できます。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–a

すべて。現在のユーザーによって作成されたすべての未実行ジョブを削除します。特権ユーザーによって実行された場合は、待ち行列全体がフラッシュされます。

–f

強制。指定されたジョブの削除に関するすべての情報が抑制されます。

–i

対話型。atrm は、ジョブを削除するかどうかを尋ねます。応答が肯定の場合、ジョブは削除されます。

ファイル

/var/spool/cron/atjobs

at ジョブ用のスプール領域

環境変数

atrm の実行に影響を与える次の環境変数についての詳細は、environ(5) を参照してください。LANG、LC_ALL 、LC_COLLATE、LC_CTYPE、LC_MESSAGES、および NLSPATH。

肯定応答は、ユーザーのロケールの LC_MESSAGES カテゴリの yesexpr キーワードで定義されている拡張正規表現を使用して処理されます。LC_COLLATE カテゴリに指定されているロケールは、yesexpr に定義されている式に使用される範囲、同等クラス、および複数文字照合要素の動作を定義します。LC_CTYPE に指定されているロケールは、テキストデータのバイト列を文字として解釈するロケールや、yesexpr に定義されている式に使用される文字クラスの動作を定義します。locale(5) を参照してください。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os

関連項目

at(1), atq(1), auths(1), cron(1M), auth_attr(4), attributes(5), environ(5), locale(5)