マニュアルページセク ション 1: ユーザーコマンド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

audioctl(1)

名前

audioctl - オーディオミキサー制御のコマンド行アプリケーション

形式

audioctl list-devices
audioctl show-device [-v] [-d device]
audioctl show-control [-v] [-d device] [control ...]
audioctl set-control [-v] [-d device] control value
audioctl save-controls [-d device] [-f] file
audioctl load-controls [-d device] file

説明

audioctl コマンドを使用して、オーディオミキサーのさまざまな機能を制御したり、オーディオミキサーやオーディオデバイスの情報を取得したりします。audioctl コマンドは、次のデータ型に対して処理を実行します。

device

オーディオデバイス (audiohd#0 など)。これを受け入れるサブコマンドでは、オプション –d への引数としてこれが受け入れられます。指定しない場合、デフォルトのオーディオデバイスが使用されます。/dev/sound/0 /dev/dsp1/dev/audio など、オーディオデバイスに関連付けられているどのデバイスノードも動作します。

control

ミキサー制御の名前 (volume など)。

value

制御の値。具体的な形式は、制御のタイプによって異なります。モノラルの値には、通常、0 以上 100 以下の整数が 1 つ使用されます。ステレオの値には、左右のチャネルを表す、モノラルと同じ一対の値が使用されます。ブール値は、オンまたはオフを示します。列挙する場合、1 つ以上の名前で構成される単一の値を指定します。

file

制御設定が記述された ASCII テキストファイル。

オプション

各サブコマンドには、独自のオプションセットを設定します。ただし、一部のサブコマンドは、詳細情報の出力要求を示す特殊フラグ -v をサポートします。

サブコマンド

サポートされているサブコマンドは次のとおりです。

audioctl list-devices

システムのオーディオデバイスをすべて一覧表示します。

audioctl show-device [-v] [-d devices]

デバイスに関する一般的な情報を表示します。

audioctl show-control [-v] [-d device] [control ..]

デバイスの制御設定値を表示します。指定された制御が表示されます。制御名を指定しない場合、すべての制御値が表示されます。

audioctl set-control [-v] [-d device] control value

制御値を、指定した値に変更します。

audioctl save-controls [-f] [-d device] file

全ミキサー制御値の現在の状態を、指定したファイルに保存します。–f を指定しないかぎり、ファイルがすでに存在する場合、このコマンドは安全に終了します。

audioctl load-controls [-d device] file

すべてのミキサー制御について、指定したファイルに保存されている状態を復元します。

環境変数

AUDIODEV

–d および –a オプションを指定しないと、AUDIODEV 環境変数が参照されます。設定する場合、AUDIODEV には、ユーザーのデフォルトオーディオデバイスのフルパス名を含めます。

ファイル

/dev/audioctl/dev/sound/{0...n}ctl

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
アーキテクチャー
SPARC, x86
使用条件
system/io/audio
インタフェースの安定性
下記を参照。

audioctl コマンドおよびそのサブコマンドは「確実」です。人間が読める形式の出力は「非インタフェース」です。デバイス名、制御名、および値は「不確実」です。save-controls および load-controls サブコマンドによって使用される状態ファイルの形式は、「確実」で「非公開」です。

関連項目

audioconvert(1), audioplay(1), audiorecord(1), open(2), attributes(5)