マニュアルページセク ション 1: ユーザーコマンド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

diffmk(1)

名前

diffmk - troff 入力ファイル間の差異の表示

形式

diffmk oldfile newfile markedfile

説明

diffmk は、2 つのバージョンのファイルを比較して、troff(1) および nroff(1) に対する変更マーク (.mc) コマンドを含む第 3 のバージョンを作成します。oldfilenewfile は、ファイルの新旧のバージョンを示します。diffmk は、newfileoldfile が異なる場合に、troff(1) の変更マーク要求 (.mc) を挿入した newfile からテキスト形式の markedfileを生成します。markedfile が書式化されたときは、変更されたり挿入されたテキストの各行の右端に | が表示されます。削除されたテキストの位置には、1 つの * が表示されます。

使用法

ファイルのサイズが 2G バイト (231 バイト) 以上ある場合の diffmk の動作については、largefile(5) を参照してください。

使用例 1 diffmk コマンドの使用例

diffmk を適切な troff 要求と共に使用して、変更がマークされたプログラムリストを作成することもできます。次のコマンド行を見てください。

example% diffmk old.c new.c marked.c ; nroff reqs marked.c | pr

ファイル reqs には、次の troff 要求が記述されています。

.pl  1
.ll  77
.nf
.eo
.nh

これらの要求はそれぞれ、改ページを削除し、行の長さを調整し、「詰め込みなし」モードを設定し、エスケープ文字を無視して、ハイフネーションを無効にします。

文字 |* が不適切な場合は、sed(1) を使用して markedfile を全体的に変更できます。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
text/doctools

関連項目

diff(1), nroff(1), sed(1), troff(1), attributes(5), largefile(5)

バグ

体裁を整えるために、一部の出力を手動で調整しなければならない場合があります。書式に関する要求だけに差違がある場合、期待するような出力が得られないことがあります。たとえば、.sp.sp 2 に変更されている場合、出力行の前後の行に変更マークが付けられることがあります。