/usr/bin/pwd [-LP ] [--logical] [--physical] [--help]
pwd は、現在の作業用 ディレクトリの絶対パス名を標準出力に書き出します。
Bourne シェル (sh(1)) と Korn シェル (ksh(1) および ksh88(1)) にも組み込み pwd コマンドがあります。
サポートしているオプションは、次のとおりです。
作業ディレクトリの物理名を表示します。これは、何も指定されなかった場合のデフォルトのオプションです。
可能な場合は、PWD 環境変数を作業ディレクトリの名前として使用します (シンボリックリンクの場合も含む)。PWD は、「ドット」部分や「ドットドット」部分を含んではいけません。また、シンボリックリンクの場合は、現在の作業ディレクトリを指している必要があります。これらの条件が満たされた場合は、–P の動作が適用されます。
コマンドの使用法を表示して終了します。
–L と –P の両方が指定された場合は、最後に入力されたオプションのみが適用されます。
pwd の実行に影響を与える次の環境変数についての詳細は、environ(5) を参照してください。LANG、LC_ALL、LC_MESSAGES、および NLSPATH。
次の終了ステータスが返されます。
正常終了。
エラーが発生した。
エラーが検出された場合、出力は標準出力に書き込まれず、診断メッセージが標準エラーに書かれます。終了ステータスは 0 にはなりません。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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cd(1), ksh(1), ksh88(1), sh(1), shell_builtins(1), attributes(5), environ(5), standards(5)
pwd: cannot determine current directory!
ネットワーク管理者に問い合わせてください。
現在のディレクトリまたはその 1 つ上のディレクトリに移動する場合、 pwd が正しく応答しないことがあります。cd(1) コマンドにフルパス名を付けて使用し、 この状態を修正してください。