マニュアルページセク ション 1: ユーザーコマンド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

timex(1)

名前

timex - コマンドの時間測定、プロセスデータおよびシステムアクティビティーの報告

形式

timex [-o] [-p [-fhkmrt]] [-s] command

説明

指定されたコマンドが実行されます。実行時に費やされた経過時間、ユーザー時間、およびシステム時間は秒単位で報告されます。オプションで、コマンドおよびそのすべての子に関するプロセスアカウンティングデータを一覧表示したり集約したりでき、実行間隔中の合計システムアクティビティーを報告できます。

timex の出力は標準エラーに書き込まれます。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–o

読み取られたブロックまたは書き込まれたブロックの合計数、およびコマンドとそのすべての子によって転送された合計文字数を報告します。このオプションは、プロセスアカウンティングソフトウェアがインストールされている場合にのみ機能します。

–p

コマンドとそのすべての子に関するプロセスアカウンティングレコードを一覧表示します。このオプションは、プロセスアカウンティングソフトウェアがインストールされている場合にのみ機能します。サブオプション fhkmr、および t は報告されるデータ項目を変更します。オプションは、次のとおりです。

–f

出力に fork(2)/ exec(2) フラグとシステム終了ステータス情報を書き出します。

–h

平均メモリーサイズの代わりに、プロセスが実行中に使用した合計 CPU 時間の割合を表示します。この値は「ホッグ係数」と呼ばれ、(合計 CPU 時間)/(経過時間) で計算されます。

–k

メモリサイズの代わりに、実行時に使われたキロバイト/分ごとのコアサイズの合計を表示します。

–m

平均コアサイズを表示します (デフォルト)。

–r

CPU 係数を出力します。これは (ユーザー時間/(システム時間 + ユーザー時間)) で計算されます。

–t

システム CPU 時間とユーザー CPU 時間を区別して出力します。読み取られたブロックまたは書き込まれたブロックの数、および転送された文字の数は常に報告されます。

–s

コマンドの実行間隔中に発生した合計システムアクティビティーを (コマンドによるアクティビティー以外も) 報告します。sar(1) に表示されたすべてのデータ項目が報告されます。

使用例 1 timex の例。

簡単な例は次のとおりです。

example% timex –ops sleep 60

サブシェルの時間を測定すると、任意に複雑な端末セッションを測定できます。

example% timex –opskmt sh
      session commands
EOT

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/accounting/legacy-accounting

関連項目

sar(1), time(1), exec(2), fork(2), times(2), attributes(5)

プロセス系統が使用できないため、コマンドに関連付けられたプロセスレコードは、インタフェースによってアカウンティングファイル /var/adm/pacct から選択されます。同じユーザー ID、端末 ID、および実行時間ウィンドウを含むバックグラウンドプロセスが誤って追加されます。