ipcrm [-z zone] [-m shmid] [-q msqid] [-s semid] [-M shmkey] [-Q msgkey] [-S semkey]
ipcrm は、1 つ以上のメッセージ、セマフォー、または共有メモリー識別子を削除します。
次のオプションがサポートされています。
ほかのオプションで指定された鍵は、指定されたゾーン内の機能を示しています (zones(5) を参照)。デフォルトは、このコマンドが実行されているゾーンです。このオプションは、コマンドが大域ゾーンで実行されている場合にのみ役立ちます。
これらの識別子は、次のオプションで指定されます。
システムから共有メモリー識別子 shmid を削除します。最後の切り離しのあと、共有メモリーセグメントとそれに関連付けられたデータ構造が破棄されます。
システムからメッセージキュー識別子 msqid を削除し、メッセージキューとそれに関連付けられたデータ構造を破棄します。
システムからセマフォー識別子 semid を削除し、セマフォーのセットとそれに関連付けられたデータ構造を破棄します。
システムから、鍵 shmkey を使用して作成された共有メモリー識別子を削除します。最後の切り離しのあと、共有メモリーセグメントとそれに関連付けられたデータ構造が破棄されます。
システムから、鍵 msgkey を使用して作成されたメッセージキュー識別子を削除し、メッセージキューとそれに関連付けられたデータ構造を破棄します。
システムから、鍵 semkey を使用して作成されたセマフォー識別子を削除し、セマフォーのセットとそれに関連付けられたデータ構造を破棄します。
削除の詳細は、msgctl(2)、shmctl(2)、および semctl(2) で説明されています。識別子と鍵を検索するには、ipcs コマンドを使用します。
ipcrm の実行に影響を与える環境変数 LANG、LC_ALL、LC_CTYPE、LC_MESSAGES、および NLSPATH については、environ(5) を参照してください。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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ipcs(1), msgctl(2), msgget(2), msgrcv(2), msgsnd(2), semctl(2), semget(2), semop(2), shmctl(2), shmget(2), shmop(2), attributes(5), environ(5), standards(5), zones(5)