ZS4-4 のシャーシには、次の図に示すように、顧客交換可能ユニット (CRU) と現場交換可能ユニット (FRU) の両方が含まれています。FRU は、訓練を受けた Oracle 保守技術者が交換する必要があります。
図 26 内部コンポーネント (分解組み立て図)
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ZS4-4 システムドライブ - ZS4-4 コントローラには、スロット 0 と 1 に 2 台のシステムブートドライブがあり、ミラー化されたペアとして構成されています。読み取り最適化キャッシュデバイスは、コントローラスロット 2 から 5 に、またはディスクシェルフスロット 20 から 23 に取り付けることができます。
空のドライブスロットにフィラーパネルを取り付ける必要があります。システムドライブ LED を次の図に示します。
図 27 システムドライブ LED
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ZS4-4 の CPU およびメモリー - ZS4-4 コントローラには、次の図に示すように、4 つの Intel Xeon E7-8895 v2 15 コア 2.8 GHz CPU と 8 つのメモリーライザーカードが含まれています。メモリー構成は 16G バイト DDR3 DIMM で、最大 1.5T バイト (16G バイト x 96) に対応できます。このサービスに対応するために、すべての ZS4-4 DIMM ライザーが完全に装着済みです。
図 28 ZS4-4 CPU およびメモリー
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各メモリーライザーカードには 12 個の DIMM スロット、4 つの DDR3 チャネル、および 2 つのメモリーバッファー ASIC があります。各メモリーバッファーに 2 つのチャネル (A と B) があり、各チャネルに DIMM スロットへのリンクが 3 つあります。各メモリーバッファーは SMI-2 リンクによってプロセッサの組み込みメモリーコントローラに接続されます。
DIMM の名前はアプライアンスログに表示され、「保守」>「ハードウェア」ビューには /SYS/MB/P0/D7 などの完全な名前が表示されます。
メモリーレイアウトおよび DIMM の交換手順については、ZS4-4 の DIMM の交換を参照してください。
ZS4-4 冷却サブシステム - ZS4-4 の内部コンポーネントは、コントローラ前面から取り込まれてコントローラ背面から排出される空気によって冷却されます。冷却が行われるのはシャーシ内の 2 か所で、電源とマザーボードの領域です。
次の図は、冷却ゾーンと温度センサーのだいたいの位置を示しています。付随の凡例表には、センサー NAC 名とセンサーマザーボードの指定が記載されています。
図 29 ZS4-4 冷却サブシステム
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