アプライアンスの保守により、疑似故障が生成される可能性があります。たとえば、ディスクを交換すると、FRU 取り外しや無効な構成のイベントが生成され、これにより SR が生成される可能性があります。
問題が存在しない場合の SR の送信を回避するために、保守の実行中の期間は通知を一時停止できます。
すべての通知を一時停止するには、次のいずれかを実行します。
BUI – 「保守」>「問題」ページの上部にある「通知の一時停止」ボックスを選択します。
CLI – maintenance problems のsuspend_notification プロパティーを有効にします。
hostname:maintenance problems> ls Properties: suspend_notification = disabled period =
period プロパティーは読取り専用です。BUI と同様に、通知が一時停止される残り時間が表示されます。
通知の一時停止を有効または無効にするには、アプライアンススコープでの保守承認がユーザーに割り当てられている必要があります。
通知の一時停止は、次のように動作します。
次のものを含むすべての外部通知が一時停止されます。
フォンホーム
電子メール
Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x の アラートの構成で説明されているユーザー構成アラートアクション
クラスタの 1 つのノードに対して通知を一時停止した場合、両方のクラスタノードで通知が一時停止されます。
通知が一時停止されている間、イベントは引き続きログに記録され、イベント通知が再開されたときに送信されます。「問題通知の再開」を参照してください。
デフォルトでは、通知は 8 時間 (480 分のperiod) にわたり一時停止されます。
通知が一時停止されている間、「The suspending of notifications has started」という永続的なマイナーアラートが、「保守」>「問題」ページの「アクティブな問題」セクションまたは「maintenance problems」の「Problems」セクションに表示されます。
通知が一時停止されている間、イベントは引き続きログに記録され、イベント通知が再開されたときに送信されます。
通常の問題通知を再開する前に、「問題」ページまたは「maintenance problems」に累積されたイベントのみが、依然として修正する必要があり、さらなるアクションのために Oracle に送信する必要がある問題となるようにしてください。
通知の一時停止を終了し、デフォルトの一時停止期間が終了する前に通常の問題通知を再開するには、次のいずれかを行います。
BUI – 「保守」>「問題」ページの上部にある「通知の一時停止」ボックスの選択を解除します。
CLI – maintenance problems のsuspend_notification プロパティーを無効にします。
通知の一時停止を有効または無効にするには、アプライアンススコープでの保守承認がユーザーに割り当てられている必要があります。