この更新では、複製解除メタデータを格納するための新しいデータ構造体とアルゴリズムが提供されます。アプライアンスは、複製解除などのユースケースを最適化するために、指定されたメタデバイスセット上に特定タイプのメタデータを格納できるようになりました。
メタデバイスで複製解除メタデータテーブルを保持できるように、複製解除を使用する新規または既存のストレージプールにはそれぞれ 3.2 TB 以上の SSD メタキャッシュデバイスを指定してください。すでに複製解除用に構成されているストレージプール内のシェアとプロジェクトは、自動的に中断することなくバックグラウンドで移行されます。
OS8.7.0 以前のバージョンの複製解除を使用していた場合に、完全なレプリケーション互換性を保持するため、ソースでもターゲットでも、すべてにソフトウェアリリース OS8.7.0 以降がインストールされるまで、このデータ複製解除 v2 遅延更新を含む OS8.7.0 遅延更新を受け入れないでください。ソースとターゲットの両方が OS8.7.0 以上にアップグレードされたら、すべての OS8.7.0 遅延更新を受け入れられます。
複製解除要件を満たしていない OS8.7.0 ターゲットプールに複製解除ソースシェアをレプリケートすると、ターゲットでレプリカシェアの複製解除プロパティーが無効になります。メタキャッシュデバイスをプールに追加するなどによって、ターゲットプールをあとでアップグレードした場合、レプリケーションターゲットでは、管理者が既存のレプリケーションパッケージ内のプロジェクトとシェアの複製解除プロパティーを設定できます。アップグレードしたターゲットプールで作成された新しいレプリケーションパッケージは、ソースプロジェクトおよびシェアの複製解除設定を保持します。
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