クラスタ化コントローラのアップグレード (BUI)
始める前に
注 -
この手順では、アップグレードされる最初のコントローラをコントローラ A、そのピアをコントローラ B と呼びます。いずれかのコントローラが STRIPPED 状態である (アクティブなリソースがない) 場合は、可用性の遅延を避けるため、最初にそのコントローラをアップグレードします。クラスタ内の両方のコントローラにアクティブなリソースがある場合は、最初にアップグレードするコントローラとしてどちらかを選択します。
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コントローラ A にログインし、そのリソースをコントローラ B にフェイルオーバーするためにリブートを実行します。
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ナビゲーションバーの左上のセクションで電源アイコンをクリックします。
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ドロップダウンメニューから「リブート」を選択し、「OK」をクリックして確認します。
「診断リブート」を選択しないでください。リブートが完了するまで待ってから、先に進みます。
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コントローラ A 上で「保守」>「システム」に移動し、インストールする更新の名前の横にある矢印アイコンをクリックします。
- (オプション)
「チェック」をクリックして健全性検査を実行します。
健全性検査については、健全性検査の操作を参照してください。
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「適用」をクリックして更新プロセスを開始します。
注 -
ソフトウェアリリース OS8.8.0 から新しいリリースへのアップグレード中に更新の問題が修復済としてマークされている場合、アップグレード完了通知は送信されません。
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コントローラ A が完全にリブートするまで待機し、コントローラ A に再度ログインします。
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「構成」>「クラスタ」に移動し、コントローラ A が「準備完了 (フェイルバック待機中)」状態にあることを確認します。
クラスタの状態については、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x の クラスタのテイクオーバーとフェイルバックを参照してください。
- (オプション)
ファームウェアの更新をモニタリングするには、「保守」>「システム」に移動して更新カウンタを確認します。
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コントローラ B にログインして「構成」>「クラスタ」に移動し、コントローラ B が「アクティブ (テイクオーバー完了)」状態にあることを確認します。
クラスタの状態については、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x の クラスタのテイクオーバーとフェイルバックを参照してください。
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「構成」 > 「クラスタ」に移動し、「フェイルバック」をクリックし、クラスタをアクティブ/アクティブ構成に変更します。
注 -
アクティブ/パッシブ構成にする場合は、この操作は不要です。
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「保守」 > 「システム」に移動し、インストールする更新の名前の横にある矢印アイコン
をクリックします。
- (オプション)
「チェック」をクリックして健全性検査を実行します。
健全性検査については、健全性検査の操作を参照してください。
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「適用」をクリックして更新プロセスを開始します。
注 -
ソフトウェアリリース OS8.8.0 から新しいリリースへのアップグレード中に更新の問題が修復済としてマークされている場合、アップグレード完了通知は送信されません。
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コントローラ B が完全にリブートするまで待機してから、コントローラ B に再度ログインします。
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「構成」>「クラスタ」に移動し、コントローラ B が「準備完了 (フェイルバック待機中)」状態にあることを確認します。
クラスタの状態については、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x の クラスタのテイクオーバーとフェイルバックを参照してください。
- (オプション)
ファームウェアの更新をモニタリングするには、「保守」>「システム」に移動して更新カウンタを確認します。
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コントローラ A にログインして「構成」>「クラスタ」に移動し、コントローラ A が「アクティブ (テイクオーバーが完了しました)」状態にあることを確認します。
クラスタの状態については、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x の クラスタのテイクオーバーとフェイルバックを参照してください。
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すべてのファームウェアの更新が完了していることを確認するには、「保守」 > 「システム」に移動して更新カウンタを確認します。
注 -
すべてのファームウェア更新が完了するまで、次のステップを開始しないでください。
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「構成」>「クラスタ」に移動し、「フェイルバック」をクリックし、クラスタをアクティブ/アクティブ構成に変更します。
注 -
アクティブ/パッシブ構成にする場合は、この操作は不要です。
これで両方のコントローラがアップグレードされました。
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「保守」>「ハードウェア」に移動し、すべてのディスクがオンラインであることを確認します。
すべてのライトが緑色である必要があります。
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コントローラやディスクシェルフのコンポーネントでエラーが一切発生していないことを確認します。
すべてのライトが緑色である必要があります。黄色のライトはコンポーネントのエラーを示します。
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いずれかのコンポーネントでエラーが発生していた場合、プールでエラーが発生していないか確認するために、「構成」>「ストレージ」に移動し、各プールの STATUS および ERRORS 列を確認します。
プールはオンラインであり、エラーがあってはいけません。
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コントローラ B にログインし、ステップ 18 から 20 をコントローラ B でも繰り返します。
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Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x の サービスの有効化 (BUI)の説明に従って、アップグレードの前に無効化されたデータサービスをすべて有効化します。