ZS9-2 の内部コンポーネント
次の図に、ZS9-2 コントローラの主要コンポーネントを示し、説明文で解説します。
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1
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2 台のシステムディスク、10 個のフィラーパネル
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2
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ディスクバックプレーン
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3
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システムシャーシ
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4
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フロント LED インジケータモジュールおよび温度センサー
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5
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ファンモジュール
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6
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ファントレイ
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7
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マザーボード構成部品
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8
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プロセッサおよびヒートシンク
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9
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上部カバー
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10
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PCIe カード
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11
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システムバッテリ
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12
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電源装置
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13
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エアバッフル
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14
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DIMM
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ZS9-2 のストレージドライブ
このセクションでは、ストレージドライブのステータスインジケータの位置を示し、その機能について説明します。
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1
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取り外し可能 (青色)
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2
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保守アクション要求 (オレンジ色)
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3
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OK/アクティビティー (緑色)
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ZS9-2 のファンモジュール
4 個のファンモジュールは、CPU とドライブトレイの間に、ZS9-2 コントローラの前面の方向に向けて設置されています。ファンモジュールは左から右に指定されています。次の図に示すように、4 個のファンモジュールは FMO、FM1、FM2、FM3 として指定されています。
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オレンジ色 - ファンモジュールで障害が発生しています。システムによってファンモジュールの障害が検出されると、前面の上部ファン LED、およびフロントパネルとバックパネルの障害 - 保守要求 LED も点灯します。
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消灯 – ファンモジュールは動作しています (OK)。
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ZS9-2 の電源装置
2 つの電源装置は、(コントローラの前面から見て) コントローラの右側にあり、上から下に指定されています。電源装置にはコントローラの背面からアクセスできます。次の図に示すように、上側の名前が PS 1、下側の名前が PS 0 になります。
2 基の電源装置があることで、電源装置のいずれかに障害が発生してもコントローラを作動させることができるため、冗長性が確保されます。ただし、コントローラが 1 基の電源装置で動作することになると、冗長性は存在しなくなり、予期しないシャットダウンやデータ損失のリスクが高くなります。冗長構成の一部である電源装置やコンポーネントに障害が発生した場合は、すぐに交換してください。
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1
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電源装置 (PS) 1
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2
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PS 1 のステータスインジケータ: 障害 - 保守要求 LED: オレンジ色。AC 電源入力/DC 電源出力 OK LED: 緑色
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3
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PS 0
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4
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PS 0 のステータスインジケータ: 障害 - 保守要求 LED: オレンジ色。AC 電源入力/DC 電源出力 OK LED: 緑色
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ZS9-2 の DIMM
各プロセッサ (P0 と P1) には 16 個の DIMM スロットがあり、それぞれ 8 つのメモリーチャネルに編成されています。各メモリーチャネルには 2 個の DIMM スロット、具体的には黒色の DIMM スロット (チャネルスロット 0) と白色の DIMM スロット (チャネルスロット 1)、が含まれています。
DIMM およびプロセッサの物理的配置を次の図に示します。コントローラを正面から見たとき、プロセッサ 0 (P0) は左側にあります。
次の表は、メモリーチャネルとそれらに関連付けられている DIMM スロットを示しています。
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0
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D9
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D8
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1
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D11
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D10
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2
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D13
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D12
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3
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D15
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D14
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4
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D6
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D7
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5
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D4
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D5
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6
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D2
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D3
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7
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D0
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D1
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DIMM スロットのラベルは、次の図に示すように、各プロセッサの左側で D0 - D7、右側で D8 - D15 になります。各プロセッサについて、黒色のスロットは D0、D2、D4、D7、D9、D11、D13、および D15 です。同様に各プロセッサについて、白色のスロットが D1、D3、D5、D6、D8、D10、D12、および D14 です。
次の表では、Oracle ZFS Storage ZS9-2 でサポートされるメモリー構成について説明します。ミッドレンジモデルでは 8 個または 16 個の DIMM がサポートされ、ハイエンドモデルでは 32 個の DIMM がサポートされます。DIMM の容量はすべて 64G バイトです。表に記載された DIMM の位置は、プロセッサ P0 と P1 のどちらにも適用されます。例: P0/D2、P0/D6、P0/D9、P0/D13 および P1/D2、P1/D6、P1/D9、P1/D13。
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Oracle Storage ZS9-2 ミッドレンジモデル、低メモリー構成
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8
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D2、D6、D9、D13
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512G バイト
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黒色のソケットに装着されます
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Oracle Storage ZS9-2 ミッドレンジモデル、高メモリー構成
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16
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D2、D6、D9、D13
D3、D7、D8、D12
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1024G バイト
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黒色のソケットに装着されます
白色のソケットに装着されます
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Oracle Storage ZS9-2 ハイエンドモデル
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32
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D0、D2、D4、D6、D9、D11、D13、D15
D1、D3、D5、D7、D8、D10、D12、D14
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2048G バイト
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黒色のソケットに装着されます
白色のソケットに装着されます
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ZS9-2 のストレージドライブ
システムブート用に使用されるストレージドライブスロットは 2 つだけであり、その 2 つには冗長ミラー化ドライブが装着されます。これらは、左下 (システムディスク 0) から右 (システムディスク 1) へ連続して使用および指定されます。ほかのすべてのストレージドライブスロットには、次の図に示すようにフィラーパネルが装着されています。ドライブスロットの採番は左から右、下から上の順番で行われます。
1 システムディスク 0
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2 システムディスク 1
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3 フィラーパネル
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4 フィラーパネル
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5 フィラーパネル
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6 フィラーパネル
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7 フィラーパネル
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8 フィラーパネル
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9 フィラーパネル
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10 フィラーパネル
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11 フィラーパネル
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12 フィラーパネル
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ZS9-2 の CPU
エアバッフルの下、ファンモジュールの後ろ、PCIe スロットの前の位置に、CPU ソケットが 2 個配置されています。コントローラの前面から見て、いちばん左のソケットが P0、右のソケットが P1 になります。
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1
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プロセッサ 0 障害 LED
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2
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プロセッサ 1 障害 LED
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3
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障害検知ボタン
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4
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障害検知回路の正常な LED
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