Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

2.5.2 環境変数の使用

FFLAGS または OPTIONS 変数を設定して、オプションを指定することができます。

コマンド行で FFLAGS または OPTIONS のいずれかを明示的に指定できます。make の暗黙のコンパイル規則を使用している場合は、make プログラムによって FFLAGS が自動的に使用されます。

例: FFLAGSを設定します (C シェル)。

demo% setenv FFLAGS ’-fast -Xlist’

例: FFLAGS を明示的に使用します。

demo% f95 $FFLAGS any.f

make を使用するときに、FFLAGS 変数が前述のように設定されており、メイクファイルの暗黙のコンパイル規則が適用される場合 (すなわち明示的なコンパイラコマンド行がない場合) に make を実行すると、次のコンパイルを実行した場合と同じ意味になります。

f95 -fast -Xlist files

make は、Oracle Solaris Studio のすべてのコンパイラで簡単に使用できる非常に強力なプログラム開発ツールです。make(1) マニュアルページおよび『Fortran プログラミングガイド』の第 3 章「プログラム開発」の章を参照してください。


注 -  make が仮定するデフォルトの暗黙的規則では、.f95 および .mod (モジュールファイル) という拡張子付きのファイルを認識できません。詳細は、『Fortran プログラミングガイド』を参照してください。