Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

3.4.142 –xlang=f77

(SPARC) 旧バージョンの f77 コンパイラで作成されたオブジェクトと互換性のある実行時ライブラリを伴うリンクを作成します。

f95 -xlang=f77 は、f77compat ライブラリを伴うリンクを暗黙に定義し、f95 オブジェクトファイルと FORTRAN 77 オブジェクトファイルのリンクを容易にします。このフラグを使用してコンパイルすることによって、適切な実行環境が保証されます。

f95 および f77 のコンパイル済みオブジェクトを単一の実行可能ファイルにリンクする際に、f95 -xlang=f77 を使用します。

-xlang を付けたコンパイルでは、次のことに注意してください。

  • コンパイルで -xnolib および -xlang の両方を使わないでください。

  • Fortran オブジェクトファイルと C++ が混在する場合は、C++ コンパイラを使用し、CC コマンド行で -xlang=f95 を指定してください。

  • C++ オブジェクトと、並列オプションを付けてコンパイルした Fortran オブジェクトファイルが混在する場合は、リンク用の CC コマンド行で -mt も指定する必要があります。

言語が混在したリンク に使用するドライバを判断するには、次の言語階層を使用します。

C++

CC コマンドを使用します。詳細は、『C++ ユーザーズガイド』を参照してください。

Fortran 95 (または Fortran 90)

f95 コマンドを使用します。

Fortran 77

f95 -xlang=f77 を使用します。

C

cc コマンドを使用します。詳細は、『C ユーザーガイド』を参照してください。