Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

3.4.159 –xpagesize=size

スタックとヒープ用に優先ページサイズを設定します。

SPARC プラットフォームでは、size 値には次のいずれかを指定します。

8K 64K 512K 4M 32M 256M 2G 16G または default

x86 プラットフォームでは、size 値には次のいずれかを指定します。

4K 2M 4M または default

例: -xpagesize=4M

これらすべてのページサイズが、あらゆるプラットフォームでサポートされているわけではなく、アーキテクチャーと Oracle Solaris 環境に依存します。指定されるページサイズは、ターゲットプラットフォーム上で Oracle Solaris オペレーティング環境に有効なページサイズにする必要があります。有効なページサイズを指定しないと、要求は実行時に暗黙的に無視されます。

ページ内のバイト数を判断するには、pagesize(1) Oracle Solaris コマンドを使用します。オペレーティングシステムでは、ページサイズ要求に従うという保証はありません。ただし、適切なセグメントの整合を使用して、要求されたページサイズを取得できる可能性を高められます。セグメントの整合の設定方法は、-xsegment_align オプションを参照してください。ターゲットプラットフォームのページサイズを判断するには、 pmap(1) または meminfo(2) を使用します。

-xpagesize=default を指定すると、フラグは無視されます。size 値を指定しないで -xpagesize を指定することは、-xpagesize=default と同義です。

このオプションは、-xpagesize_heap= size-xpagesize_stack=size を組み合わせたマクロです。これらの 2 つのオプションは -xpagesize と同じ次の引数を使用します。両方に同じ値を設定するには -xpagesize=size を指定します。別々の値を指定するには個々に指定します。

このフラグを指定してコンパイルするのは、LD_PRELOAD 環境変数を同等のオプションで mpss.so.1 に設定するか、またはプログラムを開始する前に同等のオプションを指定して Oracle Solaris コマンドの ppgsz(1) を実行するのと同じことです。詳細は、Oracle Solaris の各マニュアルページを参照してください。