Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

3.4.112 –xbinopt={prepare | off}

(SPARC) このオプションは廃止されたため、コンパイラの将来のリリースで削除されます。–xannotate[={yes|no}]を参照してください。

コンパイル後の最適化用にバイナリを準備します。

コンパイル済みのバイナリファイルは、あとで binopt(1) を使用して、最適化、変換、分析できます。このオプションは、実行可能ファイルまたは共有オブジェクトを構築するときに使用できます。また、有効にするには、最適化レベルを -O1 以上にする必要があります。

このオプションを使用して構築すると、バイナリファイルのサイズが約 5% 増加します。

コンパイルとリンクを個別に実行する場合、コンパイルとリンクの両方で -xbinopt を指定する必要があります。

アプリケーションのすべてのソースコードを -xbinopt でコンパイルしなかった場合でも、次のように、プログラムバイナリを構築する最後のリンク手順で -xbinopt フラグを使用します。

example% f95 -0 program -xbinopt=prepare a.o b.o c.f95

-xbinopt を使用してコンパイルしたコードだけが、binopt(1) で最適化できます。

gprof プロファイリング用に -xpg を使用してコンパイルされたバイナリは、binopt と一緒に使用してはいけません。これは、両者に互換性がなく、内部エラーが発生する可能性があるためです。

デフォルトは -xbinopt=off です。