Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

3.4.81 –R ls

動的ライブラリの検索パスを実行可能ファイルに設定します。

このオプションを指定すると、ld(1) リンカーは動的ライブラリ検索パスのリストを実行可能ファイルに格納します。

ls には、ライブラリ検索パスのディレクトリをコロンで区切って指定します。-Rls の間の空白文字はオプションです。

このオプションを複数指定した場合は、それぞれのディレクトリリストがコロンで区切られて連結されます。

このリストは実行時に実行時リンカー ld.so が使用します。実行時に、このリストにあるパスで動的なライブラリを検索し、未解決の参照を解決しようとします。

このオプションは、動的ライブラリへの パスを指定するオプションを意識せずに出荷用の実行可能ファイルを実行できるようにするときに使用します。

-Rpaths を使用して実行可能ファイルを構築すると、ディレクトリパスはデフォルトのパスに追加されます。デフォルトのパスは、常に最後に検索されます。

詳細は、『Fortran プログラミングガイド』の「ライブラリ」の章および Oracle Solaris の『リンカーとライブラリガイド』を参照してください。