Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

3.4.102 -Wc,arg

引数 arg を指定されたコンポーネント c に渡します。

引数は前の引数からコンマでのみ区切る必要があります。すべての -W 引数は、残りのコマンド行引数のあとに渡されます。コンマを引数の一部として含めるには、コンマの直前にエスケープ文字 \ (バックスラッシュ) を使用します。すべての -W arg は、通常のコマンド行引数のあとに渡されます。

たとえば、-Wa,-o,objfile は、-oobjfile を、この順序でアセンブラに渡します。また、-Wl,-I,name; を指定すると、リンク段階で動的リンカー /usr/lib/ld.so.1 のデフォルト名をオーバーライドします。

引数がツールに渡される順序は、ほかに指定されるコマンド行オプションとの関係で、今後のコンパイラリリースで変更される可能性があります。

c に指定可能な値を次の表に示します。

表 3-10  -W のフラグ
フラグ
意味
a
アセンブラ: (fbe); (gas)
c
Fortran コードジェネレータ: (cg) (SPARC) ;
d
f95 ドライバ
l
リンカー (ld)
m
mcs
O (Capital o)
内部手続きオプティマイザ
o (Lowercase o)
ポストオプティマイザ
p
プリプロセッサ (cpp)
0 (ゼロ)
コンパイラ (f90comp)
2
オプティマイザ: (iropt)

注: -Wd を使用して f95 オプションを Fortran コンパイラに渡すことはできません。